49.I do not want to remember ページ16
49.
カラ松side
「十四松！！！そっちに回れ！」
驚くほどに広い大広間に俺の声はよく響いた。これが、この時でなければどれほどの裕福感を得られただろうか。
「でもっ、カラ松兄さんは！！！」
「俺なら大丈夫だ、十四松」
可愛らしい弟に指示を出しながらも、寄ってくるハイエナ供を蹴散らしていった。
「十四松、今の僕らのボスはカラ松だよ」
「……うん」
チョロ松の説得でしぶしぶと他のエリアへ、十四松はかけていった。
＿＿＿「…くも！…らの兄…んを！」
「………」
耳に当てた通信機から怒鳴る声がした。それと、鈴がころりと転がる様にか弱く透き通った彼女の焦る声が。
＿＿＿「兄さんを返してくれよ！！！」
＿「Aちゃん、大丈夫か！？誰かそっちにいるのか？？」
＿＿＿「カ、カラ松さん！？……い、今こっちにあの人がっ！！」
ぞくりと背中を逆撫でされる様な恐怖と冷や汗が伝った。もしや、まさか、でも、なんであの人がここに…？？ここにはいないと、そう俺らは知った上でここへ来たのに。
＿＿＿「おい嬢ちゃん、その耳に繋がるところには誰がいる？」
＿＿＿「っ、やめてください！！！」
ふと思い出した、あの恐ろしい微笑みと、涙が出る様な恐怖。思い出したくもない現実は、突然にやってくた。
50.There is no courtesy→←48.The beginning of hell
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青柳(プロフ) - OnePineさん» 嬉しい言葉ありがとうございます、そんなこと言っていただけて本当に嬉しいです。とりあえずこの話を終わらせまして、そこからまた次の話に入るか検討中です。本当にありがとうございます！ (2018年5月12日 10時) (
レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
OnePine - コメント失礼します！この話をもっともっと読んでいたいです。ゆっくりでもいいので続けて欲しいです！よろしくお願いします。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: cbe4ed7f38 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - ミモさん» ゆっくりと更新していきますので気長にお待ちください〜！！ありがとうございます！ (2018年1月21日 23時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - ハピエン期待ですっ！更新ファイトです！ (2018年1月21日 19時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - 和奏*(WIIU)さん» ありがとうございます、最新も少しずつですが気長に待っていただけると嬉しいです！ (2017年8月24日 11時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうひ | 作成日時：2016年12月23日 22時
