48.The beginning of hell ページ15
Aside
「っ……はぁ、はぁっ…」
走り過ぎて重くなった両足を無理矢理にでも前へ動かし、あと数百メートル先にある制御室へ向かう。
私の前には、息を切らした私とは真逆で軽々しく足を動かす桃色のマフィアがいる。
「Aちゃん、ここだよ」
桃色のマフィアが足を止めた先にある扉にはいくつものモニターが映し出されていた。
ごくりと唾を飲み込み、重い扉に手を掛けた。そう、その瞬間___。
「よお、松野ファミリー」
その瞬間、私達は短い間、地獄のような時間を過ごすことを察知した。
「っ!テメェッ!!!!」
「ちょ、トド松さん!!」
わたしは、黒いスーツに身を包み葉巻を加えた男に殴りかかろうとするトド松さんを、必死に押さえつけた。
「っお前!!よくも、よくも!!よくも僕らの兄さんを!!!」
「そんなに慌てるな、小僧」
「どこにいるんだよっ!?出せよ、兄さんを返してくれよ!」
必死に怒鳴るトド松さんとは裏腹を蔑むよな目で見下す男。その男はまるで、何か隠しているような。そんな気がしたのは、ただの思い込みだろうか。
「…っ」
男は私のことをその鋭い目捉えると、はっの鼻で笑う。
___「Aちゃん、大丈夫か!?誰かそっちにいるのか??」
耳に当てていた物からカラ松さんの声がする。
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青柳(プロフ) - OnePineさん» 嬉しい言葉ありがとうございます、そんなこと言っていただけて本当に嬉しいです。とりあえずこの話を終わらせまして、そこからまた次の話に入るか検討中です。本当にありがとうございます! (2018年5月12日 10時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
OnePine - コメント失礼します!この話をもっともっと読んでいたいです。ゆっくりでもいいので続けて欲しいです!よろしくお願いします。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: cbe4ed7f38 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - ミモさん» ゆっくりと更新していきますので気長にお待ちください〜!!ありがとうございます! (2018年1月21日 23時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - ハピエン期待ですっ!更新ファイトです! (2018年1月21日 19時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - 和奏*(WIIU)さん» ありがとうございます、最新も少しずつですが気長に待っていただけると嬉しいです! (2017年8月24日 11時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうひ | 作成日時:2016年12月23日 22時