第73Q 出会い ページ4
「Mom, let's go to streat basketball!」(ママ!ストバス行こ!)
「OK!Wait a minute.」(おう!ちょっと待ってな!)
「all right!!
I keep riding in my car!」(わかった!!車でまっとくね!)
「Well, it is a good girl!Let's go!」(よし、いい子だ。行こうか!)
あれは確か4歳の夏頃だったかな。
先日アメリカから帰ってきたばかりだったから日本語もろくに喋れず、英語で家族と会話を進めていたのを鮮明に記憶している。
そしてその日は前日に小降りの雨が降っていたからなのか、朝から清々しい程の快晴であった。
雲一つない青い空を見渡し、綺麗な空気を吸い込むと、当時の私の小さな体にはどう見てもまだ大きすぎる新品のバスケットボールを持ってお母さんの車に転がり込んだ。
思えば私はこの時から既にバスケ馬鹿なのであった。
「...Who?」
「よっしゃ!12回れんぞく!
あれ、おまえ、だれだー?」
「だいちゃんすごーい!ぱちぱーち!
うん?あ、えっと?」
ストバスに着き、車から降りると既に先客。
彼らはその頃の私と同じ位の年頃である事が伺え、二人とも希少な髪の色をしており、一段と日焼けした青い髪の男の子がその小さな体で確実なパーフェクトと言えるだろうシュートを決め、桃色の髪の女の子がそれを見て拍手をしていた。あ、いや髪の色とか私が言えることじゃないんだけどさ。
何を隠そう、彼らは幼い頃の大輝とさつきだ。これが私達の出会い。
*
腐ですが良ければ
宮地清志は逆行しました。【腐】【葉宮♀】
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作者名:alice | 作成日時:2018年1月29日 23時