【黒バス】やっぱ先輩ってかっこいいなあというお話。 (ページ3)

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第72Q どうすりゃページ3

なんか私馬鹿だから意味がよくわかんないけど、例えば好きなものをバスケとして考えてみるか。

例えば下手に気遣うって事は、試合で相手に情けをかけて手を抜くってことで、

好きなものが手に入らなくなるって事は、バスケの試合でそのせいで負けちゃうってこと？

あ、待って意外と分かりやすかった。
で、それを恋に置き換えて...

好きなものが虹村さん。
下手に気遣っちゃった相手が大輝で、そのせいで虹村さんが遠くなっちゃう、みたいな？
え、なにそれドロドロ。

虹村さんとこのまま進展しないままなのは嫌だ。
だけど、大輝と離れ離れになっちゃうのはもっと嫌だ。

じゃ、どうすればいいんだ？
バスケで少し豆の出来た拳をぎゅうっと握る。
いつもは痛くてヒーヒー喚いているのに、今は不思議と痛くなかった。

鞄の中からスマホを取り出して、ひたすら三角関係について調べてはみたものの、全く参考にならず思わず投げて壊してしまう所だった。危ない危ない。

「正直に伝える、か。」

ひたすら考えても、結局はこれしか思い浮かばない。でも、例えば虹村さんが私の事は何とも思ってなくて、ただの後輩って思ってたら？

確かに嫌われるよりはマシだけど、めちゃくちゃ辛い。結局はフラれてるわけなんだから。

だけどフるのが目的なんだし、出来る限り優しくフらないと大輝と変な関係になっちゃうんだよあ。たぶん。だって、今でもめちゃめちゃ気まずいんだからな！？

あぁ、少女漫画読んどけばよかった。バスケ雑誌ばっかり読んでたからこの辺の知識は並人より少し疎い。