【黒バス】王様ゲーム

王様ゲーム25 ページ27

日向視点


A「日向先輩、」


Aに声をかけられる。


A「確かに日向先輩の命令のせいで木吉先輩は死んでしまいました。


それに関しては私、まだ怒ってます。

皆もまだ怒ってると思います。」


日向「…」


当然だろう。


俺のせいでアイツは死んだんだから。


A「でも、もとをたどれば王様ゲーム、とかバカなことを行っている人…いや、組織？のせいですよね。

王様ゲームの正体わかんないんで何とも言えないですけど。」


A「誰かのせい、とか考えたのがいけなかったんですよ。

悪いのは王様ゲームです。

そう考えて、今は王様ゲームの正体をつかんで、このゲームを止めることを目標に協力した方がいいと思うんです。」


日向「…でも、みんなこんな俺のこと、もう信じてないし、許してないだろ？」


A「それは((伊月「許してる訳ない」…」


…


伊月「許してる訳ないだろ？

もとをたどって王様ゲームのせいかもしれないけど、やっぱ日向があの命令をしなければ木吉は死ななかったんだし」


…そう…だよな。


やっぱり俺のせいだしな…


日向「……すまねぇ…」


伊月「…！


今はちゃんと謝るんだな。


でも、俺は謝ってすむ問題じゃないと思う。


謝って、木吉が生き返るわけじゃないんだし。




でも、


今は木吉のこと忘れる。」


日向「は…？」


伊月「Aがいった通り、今はこのゲームを止めることが大切だ。

だから俺は一旦忘れて協力することにする。」


日向「…」


伊月「あ、別に日向を許した訳じゃないからな？


あと木吉にも謝りに行けよ。」


黒子「…


伊月先輩に言いたいこと全部言われてしまいましたね。


とりあえず今は協力しましょう」


こいつらは…


俺みたいに感情で動かず、ちゃんと考えて行動してる…


日向「わかった。


今まですまなかった。」

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