第八話 ページ11
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空座第一高校
黒崎、石田が街中に出現した虚を対峙している中、
また別の場所で虚に襲われた者がいた。
茶渡と呼ばれた男は自身が狙われていることに気付き、人気のない所へと逃げていた。
しかし茶渡が逃げた先には黒崎の妹、黒崎夏梨達小学生がいた。
茶渡「一護の妹…?」
夏梨「いい大人がこんな所に一人で何しに…」
夏梨が言葉を言い切るのを待たず、虚が攻撃を仕掛けてきた。
夏梨「な、なんだ、あれ…」
実像を捉えられていない茶渡に対し、夏梨ははっきりとその姿を捉えていた。
夏梨「また来る…。何だよ、何なんだよあれ…!?」
茶渡「お前、あれが見えるのか…!?」
夏梨「見えんのか、何言ってんの。あんなに、あんなにはっきり見えてんのに!」
夏梨が目となり逃げていた2人だったが、攻撃を避けきれず茶渡は怪我を負ってしまう。
しかし、攻撃を受ける直前茶渡の目は確実にその腕を捉えていた。
怪我で倒れる中、襲われそうになる少年を庇おうとする夏梨を目の当たりにして、
茶渡には覚悟ができその拳には鎧がついていた。
その拳で虚を討ち破った。
─── 俺の体がでかいのは守るためだってこと
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空座第一高校
ここでもまた、虚に襲撃された者たちがいた。
井上織姫、有沢たつき
井上を狙って現れた虚から守ろうとする有沢だったが、
彼女もまた虚につけられた種が身体を蝕み苦しんでいた。
虚「どうだい、気分は?
お前に打ち込んだその種はすぐにその身体に根を張り、お前の体を支配する。
つまりお前の体は私の思うままってことさ」
有沢「うるせぇ…。
うるせえって言ったんだよ!織姫を離せ!」
抵抗する有沢に対し虚が更に種を打ち込んだ。
完全に操られている有沢を目の前に、織姫にも守る覚悟ができた。
織姫「たつきちゃんが言った、貴方は喧嘩を売る相手を間違えたって。
でもそうじゃない。貴方は傷付ける相手を間違えたのよ。
たつきちゃんをいじめる人を私は許さない!」
織姫のヘアピンから盾舜六花と名乗る5体の妖精の様な者たちが現れた。
舜桜が力を説明し、徐々に織姫は自身の力を手にしていった。
彼女もまた、虚を討ち破った。
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疲れ切って倒れる織姫の傍に浦原、A、茶渡を担いだ握菱が現れた。
貴方「一先ずけがはなそうね…」
口元に笑みを浮かべた浦原の横でAは切なそうに井上を見つめていた。
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神田(プロフ) - すごく続きが気になるんですが更新の予定わないですか?? (2022年1月5日 4時) (レス) id: cf3f4f58f3 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - もう更新しませんか?>< (2020年9月15日 20時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 新しいお話を見ました!夢主の斬魄刀の玉藻御前が気になります!更新頑張ってください!! (2020年7月1日 5時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
beNi(プロフ) - 黒パラさん» お読みいただき、こんなに絶賛して頂いて恐縮です!笑 黒バラさんの言葉を励みに今後も頑張っていきます!応援の程よろしくお願いいたします! (2020年6月29日 2時) (レス) id: d7e7cc7b3b (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - すごい好きです。1回しか評価できないのが悔しいくらい好きです!! (2020年6月28日 18時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:beNi | 作成日時:2020年6月21日 23時