中也「いいか、そもそも文豪達が生きてるだけで可笑しいンだ。そういうのは大人の事情ッて事で納得しろ。判ッたか？」『前回メタ発言するなと云っていた人が盛大なメタ発言』中也「煩ェ」 ページ15
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な、と声が漏れる。唖然とした私の上で、彼は僅かに頬を緩めた。なに──何してんだ、あんた。笑うような、笑えるような状況かよ。それも私を庇うだなんて、さっき見ただけでもボロボロだったのに。大丈夫な訳ないのに。
「静かに」
私の口を開かせようとしたのは安吾さんだけれど、その口を閉じさせたのもまた彼だった。有無を云わさぬその口調に、私は黙り込む。黙り込むというより、言葉が喉の部分でつっかえて出てこない。言葉も出ないというのはまさにこういうことだろう、というくだらないことを考えることだけはできた。
永劫にも感じたような時間は、実際はほんの数十秒だったと思う──石礫はすぐにやみ、むしろどちらかというと、爆発の衝撃によって崩された呼吸の調子を戻すことの方に時間がかかった。安吾さんが私に向かって、ぐら、と倒れ込む。
両腕とも私の横に突かれていたので、ろくに頭も守れていなかったのだろう。やべぇ、待って、いまめっちゃ泣きそう。やばいやばい、マジで、え？ 大丈夫、大丈夫なんだろうか、
『おださ、織田作さん』
「……これぐらいで人は死なない、安心しろ」
近寄って来た彼を見上げると、彼がいつもの声音でそう云ってくれた。その低音に、体に入っていた力が一気に抜ける。安吾さんの方に視線を戻すと、彼はゆっくりと地面に手をついて、近くの瓦礫に腰かけた。
息が漏れる。……今のは、今のはマジで、心配した。すごい怖かった。
それなのに、本人は何でもなさそうに織田作さんと話し始めるので、私は二人を一発ずつ殴った。多分二人にとっては小突いたぐらいの感覚だったろうが(クエスチョンマークを浮かべられた)、もう今ので復讐は済んだのでどうぞ話して下さい。
「早く報告をしなくては」と安吾さんが云った。
ミミックの長──本名、アンドレ・ジイド──は、彼自身が強力な異能者なのだ。勿論統率の取れているミミック兵全員が脅威であることには違いないが、彼の��数秒未来を読む��異能がとんでもなく強力。織田作さん自身がそれを理解しているだろう。安吾さんは立ち上がった。
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白夜「くっそネタがないからキャラに喋らせたのに喋るネタも思いつかなくなってしまった」『あれ、作者が出るの初めてだね』中也「あァ、確かにそうだな」白夜「そういえば私中也君の身長と同じなんだよ！」中也「どうでもいい」→←『ね、不意に思ったんだけどさ』中也「あ？」『この世界のお札ってどうなってんの？』中也「」『だって！本当にどうなってるの！？福沢さんとかお札になってんの！？ひぐっちゃんとかどうなってんの！？』中也「知らねーよ！つか大声でメタ発言すンな！」
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ぴの(プロフ) - 白夜の世界さん» いえいえ！大好物ですね！レスありがとうございます！ (2019年4月23日 21時) (
レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - ぴのさん» あああ！ありがとう御座います！まぁ確かに、何か切なくなってしまいました…小説の黒の時代に似せた結果です。苦手だったら御免なさい！ (2019年4月23日 20時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 今日めっちゃ更新されて嬉しい！そして切ねぇ！ (2019年4月22日 21時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 鶴さん» うわああああ！御免なさい！中也さん黒の時代で全く出て来ないので…番外編で、ネタが思い付いたら書きますね！面白いって云って頂けて幸いです！！ (2019年4月22日 10時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - でも、とってもおもしろいお話です！続きが楽しみです！ (2019年4月22日 9時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜の世界
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時：2019年4月3日 10時
