脳はクラクラ、負才でバラバラ - (非)日常編 - 39 ページ5
泡「白波さん？立ち止まってどうしたの？」
咲「あっ、えっと……な、なんでもない。着替えなきゃ、ね」
考え事をしていて手が止まっていたのか、泡沫さんが心配そうにこちらを見ていた。今はそんなことを考えても仕方が無い、そう自分に思い込ませてこのことは深く考えないことにした。
蓮「んんんんー……コーヒー牛乳か、フルーツ牛乳か……でも、レモネードも捨てがたい……っ！」
導「ボクは……抹茶ラテ……」
泡「えぇっ！？銭湯要素0だね！？」
気が付くとみんなは着替え終わっていたようで、私も急いで着替えを済ませて自動販売機の方へと駆け寄った。
朧「倉庫に行けば無料でジュースが飲めるけど……なんかこういうのってやりたくなっちゃうよね！どれにしようかな〜」
咲「そ、そうだね。こういうのは商品じゃなくて、特別感をお金で買うんだと思う」
真「うーん、私はコーヒー牛乳にしようかな。普段からコーヒーは好きだし！」
マ「私は飲んだことが無いのですが、フルーツ牛乳にします……！なんだか美味しそうです！」
みんながそれぞれ投入口にコインを入れていく。出てきた飲み物を持って、待機している。恐らく全員が買い終わるのを待ってくれているのだろう。
私は多種多様な飲み物に迷いながらも、定番のコーヒー牛乳を購入した。
朧ちゃんと蓮さんが自販機の前でかなり迷っていたけれど、最終的にはみんなが飲み物を購入して試飲タイムへと突入した。
迷わず抹茶ラテを購入した導さん、普段からコーヒーを嗜む真凜ちゃんはコーヒー牛乳を、マリアさんは飲んだことの無いものに挑戦してフルーツ牛乳を、迷った様子を見せつつも最終的に導さんと同じ抹茶ラテを選択した泡沫さん、定番モノにするか好きなジュースを選ぶか迷った結果どっちもやめて野菜ジュースを買った蓮さんに、最後まで迷った結果何故かいちごオレを選択した朧ちゃん。
かなり個性が出る選択だなと思いながら、温まっている身体にコーヒー牛乳を流し込む。しっかりと冷やされた液体が身体全体を潤すような感覚。牛乳によって薄められた苦みが何だか妙に心地よい。
わいわいとみんなが気ままに雑談をして、ちょっとした女子会のようだ。「倉庫のコスメの品揃えが微妙」だとか「今度みんなでお菓子を作らないか」だとか、ごくごく一般的なガールズトークだった。
もう暫くはここで女子会が続きそうだと思っていた時だ。
☆
「ま、また爆弾が……!!」
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桜子(プロフ) - そなさん» コメントありがとうございます✨ここまで読んでいただけてとても嬉しいです！次週から裁判編へと突入していきますので、今後とも楽しんでいただけたら幸いです♪ (2023年3月25日 17時) (
レス) id: ec8bf151a4 (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - この作品を知ってここまで一気読みしてしまいました…。すごく面白いです、これからも頑張ってください！ (2023年3月23日 22時) (レス) id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーすりー | 作成日時：2023年3月11日 9時
