脳はクラクラ、負才でバラバラ - 裁判編 - 4 ページ34
咲「あの、ちょっと気になることがあるんだけど……」
マ「あら、どうしましたか？」
咲「黒川くん、“赤に注意”って導さんたちに言ったらしいんだけど……」
朧「あぁっ！もしかして、この答えの事だったんですか！？てっきり、私が疑われているのかと！」
崇「あぁ、うん……この答えについて……いたたた……」
彼はやはり本調子が取り戻せないようで、頭を抱えてしまった。
時を戻して傷を消したり、その副作用で頭痛がしたり、もう意味が分からない……。
紫「でも、それって結局運ゲーってことですよネ……この爆弾の解除方法はあってないようなものだったってことですカ……」
泡「そ、そうなるね……。もしかしたら、この爆弾は確実に爆発させたかったのかも」
裏切り者はこの爆弾を確実に爆発させたかった＿＿＿？
だからこそ、絶対に解けない問題を作ったのかもしれない。でも、それは一体どうしてだろう。
マ「あの……少し話は逸れてしまうのですが、」
マリアさんが小さく手を挙げた。
マ「黒川くんはどうして誰かに襲われたのでしょうか？それも、この事件の犯人でしょうか？」
黒川くんが何者かに殴られた理由……か。
考えられるのは……恐らく、彼が"ある存在"にとって邪魔だったからだ。
崇「多分だけど……オレを殴ったのは"裏切り者"だよ……」
マ「う、裏切り者ですか……？」
彼は、男子トイレで見つけたスマホについて話し始めた。
導「ふーん……裏切り者がそのスマホを……回収するために……」
崇「恐らく、オレが持っていたら不都合だったんだろうねー……。でも、回収するためだけに殴ったわけではないと思うよ……だって、……っ」
彼の言葉が止まった。みんなが知らない情報を伝えるために無理して話し続けていたのだろう。
彼が続きに言いたかった言葉を考えて、私が代わりにみんなに伝えよう。
『気になるものを選べ！』
→黒川と白波の会話
咲「これ、だよね……！」
☆
咲「黒川くんは、その爆弾を解除できるから……だよ」
朧「えっ？咲良ちゃん、どういうこと？」
咲「私、銭湯の帰りに黒川くんと話したの。「右と左、好きな方をえらんで！」って。だから、私は適当に左って言ったんだよね」
……6個目の爆弾、左側の導火線は“赤”だ。
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桜子(プロフ) - そなさん» コメントありがとうございます✨ここまで読んでいただけてとても嬉しいです！次週から裁判編へと突入していきますので、今後とも楽しんでいただけたら幸いです♪ (2023年3月25日 17時) (
レス) id: ec8bf151a4 (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - この作品を知ってここまで一気読みしてしまいました…。すごく面白いです、これからも頑張ってください！ (2023年3月23日 22時) (レス) id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーすりー | 作成日時：2023年3月11日 9時
