脳はクラクラ、負才でバラバラ - 非日常編 - 11 ページ23
美宏くんはメモ帳のページをぺらぺらと捲ると、もう一度こちらに見せた。
『21時45分 くろかわさんが色んな部屋に入っていた
22時00分 まいはいさんが研究教室に入っていった
22時10分 くろかわさんが下の階に降りていった
22時30分 みちさんが保健室の前にいた
22時35分 みちさんが下の階に降りていった
22時50分 あららぎさんが温泉に入っていった
22時55分 あいはらさんと交代。ぼくは予備のメモ帳を調達しに倉庫に行った
23時05分 くろかわさんが上の階へ向かっていくのにすれ違った』
美「大体の時間で書いてるから、誤差はあるかもしれないけど……ぼくが見張りをしてた時はこんな感じだったよ」
『コトダマ 3階に来た人物』
咲「ありがとう、美宏くん。これで、結構みんなの動きが掴めるかもしれないね！」
美「そう……。ぼくは……黒川さんに言われた通りに、書いていただけ……」
朧「崇様、そこまで指示していたんだ……。ちなみに、いつ言われたの？」
美「えっと……たしか、お風呂の後。着替えの時……」
黒川くんは温泉に行く時点で、スマホを持っていたはずだ。今後も爆弾が爆発するかもしれないと思って、証拠を増やしておきたかったのかもしれない。もしかしたら、誰かが夜に爆弾を仕掛けるかもしれないと踏んでいたのかも。
私たちは大活躍の美宏くんにお礼を言って別れた。
☆
泡「あっ！白波さん、朧ちゃん！捜査は順調？」
朧「う、うーん……まぁまぁかな」
導「今回の事件……分かっていることが多い分、決定打が見つけにくい……」
向こうから歩いてきた泡沫さんと導さんと合流して、私たちは彼女たちの進捗状況を聞いた。
泡「うーん……私達も、まだあんまり良い情報は見つけてないんだよね。あっ、でも事件現場に来た順番は分かるかも！なんといっても、私たちが第一発見者だからね！」
導「うん……、最初にここに来たのはボクたち……」
どうやら彼女たちは、爆発音を聞きつけて一緒に上の階まで駆け上がったらしい。そこからの集合順はこんな感じだそうだ。
放送が鳴る前
�）∨�&導
��朧
放送の後すぐ
��紫紅
�ぅ泪螢�&瀀氷
放送から少し経って
�ハ�&美宏
�Ψ�
�Щ�
『コトダマ 現場に到着した順番』
今回の事件はそれぞれが別行動をしていたのもあって、放送が鳴ってから全員が集まるまでに結構時間がかかったみたいだ。
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桜子(プロフ) - そなさん» コメントありがとうございます✨ここまで読んでいただけてとても嬉しいです！次週から裁判編へと突入していきますので、今後とも楽しんでいただけたら幸いです♪ (2023年3月25日 17時) (
レス) id: ec8bf151a4 (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - この作品を知ってここまで一気読みしてしまいました…。すごく面白いです、これからも頑張ってください！ (2023年3月23日 22時) (レス) id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーすりー | 作成日時：2023年3月11日 9時
