脳はクラクラ、負才でバラバラ - 非日常編 - 1 ページ13
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第三章 脳はクラクラ、負才でバラバラ
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あまりにも残酷な光景に私は扉の前で崩れ落ちた。
あの場で巻き込まれたのは誰？
答えはほとんど出ていた。
モ「むーーんっ！またまたコロシアイが起こっちゃったみたいだむね〜」
咲「ねえ、どういうこと……！？この爆弾はAIの仕掛けた物なんでしょ……！？そんなのコロシアイとは関係ない、じゃない……！」
胸の奥に沈んだ絶望を目の前の標的に向かって吐き出していた。
モ「本当にそうなのかむ？キミタチの中に、この爆弾で被害者を狙って人がいたとしても……？」
咲「なっ……」
爆弾で、被害者を狙う＿＿＿？
それは一体どういう事だ？
モ「まぁ、それは置いておいてミナサンお待ちかねのモノイムファイルだむ〜！」
モノイムが高々とファイルを突き出した時だった。
朧「ま、待って……！崇様が居ません！まだ、全員揃ってない……！」
彼女の声で私は周りを見渡した。この惨状にみんなが蒼白な表情をしている。その中に、彼はいなかった。
モ「むっ？ほんとだむね。……放送を流したのに、まだ寝てるのかむ？」
モノイムは不思議そうにそう言った。そこからわざとらしさや隠し事のようなものは感じられない。恐らく、モノイムは何も知らないのだろう。
モ「黒川くんにだけファイルを渡さないのもフェアじゃないから、憂雲さんに黒川くんの分のファイルも渡しておくむ〜。あとで渡してあげて欲しいんだむ」
朧「えっ？……わ、わかった……」
モノイムはそれだけ言うと、私たちにファイルを配って消え去った。
どうやら、また始まってしまったらしい。疑心暗鬼の犯人探しが、また。
『捜査開始』
勝手に電源が入るタブレット。それは今までと同じような画面を表示させているが、少々表示が違う部分もあるみたいだ。
『モノイムファイル��
被害者 “超高校級の探偵” 逢原 真凜
死亡時刻 23時30分
死亡場所 逢原真凜の研究教室
死因 爆死
備考 爆弾の爆発によって死体は原形を留めていない。』
ファイルを開いて、彼女の死が本物となってしまった。彼女はもう、生きていないのだと。
今までは被害者の写真の上に、負傷部に×マークが書かれていたが今回は全体に大きく×印が書かれている。上から派手なピンク色で書かれた“DEAD”の文字が胸に刺さった。
咲「真凜、ちゃん……」
『コトダマ モノイムファイル3』
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桜子(プロフ) - そなさん» コメントありがとうございます✨ここまで読んでいただけてとても嬉しいです！次週から裁判編へと突入していきますので、今後とも楽しんでいただけたら幸いです♪ (2023年3月25日 17時) (
レス) id: ec8bf151a4 (このIDを非表示/違反報告)
そな(プロフ) - この作品を知ってここまで一気読みしてしまいました…。すごく面白いです、これからも頑張ってください！ (2023年3月23日 22時) (レス) id: 8240083825 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おーすりー | 作成日時：2023年3月11日 9時
