【銀魂】今日もお江戸は平和です 2

第六十七訓 ページ20

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とっつぁんと近藤さんは任せろと言ってくれたが総悟と土方さんは納得がいかない様子。特に総悟は何を考えているのか読めないので怖い。

この様子だと低レベルな茶番に引っかかってくれたのはバカ2人だけなようだ。どうしたものかと頭を悩ませていたら「Aさん」と総悟が近づいて来た。


疑問に思っていると急に耳元で私が仕出かした"ある事"について、小さな声で「乗らなきゃバラす」と脅してきた。


……は？



「なんでその事…」

「んじゃ、俺ァ2人のトコ行ってくるんで」



そう言うと驚いている私を余所に栗子ちゃん達の方に向かっていく総悟。チャラ男が嫌がってなかなか乗ろうとしないので、そこを脅して無理矢理乗せさせようとしていた。私を脅した時みたいに。


あの事は山崎と私だけの秘密のハズだったのに一体どこからバレたのだろうか。もしかしたら話しを聞かれていたのかもしれない。よりによってあのドSにバレるなんて…



「ん？A、気持ち悪いんじゃなかったのか」

「引っ込みました」

「引っ込んだって…無理しなくてもいいんだぞ」

「いやホント大丈夫なんで」



近藤さんが心配してくれるけどお言葉に甘える事はできない。動揺しまくってる私に「アイツにどんな秘密握られてんだよ」と、諦めろとでも言いたそうな顔で土方さんに聞かれる。



「大した事じゃないですよ。めちゃくちゃ大事な書類を間違えて捨てちゃって。それを山崎の所為にしただけなんで……あっ、」



急いで口を塞いだけれど、もう遅かった。

「へぇ〜？」といやに不気味な笑顔を浮かべる土方さんに冷や汗が止まらないでいると、とっつぁんから声を掛けられる。

ナイスとっつぁん！さっきはバカなんて言ってごめん。今のとっつぁんは神様に見える。

とっつぁんが私たちを呼んだのはジェットコースターの順番が回って来たからだった。


総悟も上手くチャラ男を乗せることが出来たようだし(ジェットコースター中にウンコしろと脅して)、後は私たちが乗るだけ。



深く深呼吸をして土方さんの隣に座る。ジェットコースターに乗るのは始めてなので物凄く緊張する。


…速く終わってくれ。



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