第五十七夜 ドン引き ページ13
「バッ…！押すな赤也！痛い痛い！痛いから！！」
「うわっ、ホントにめっちゃガチガチじゃないっスか」
部活時間になって、赤也の補助付きで長座をしているボク。とはいえボクの柔軟力が皆無なのと赤也の押す力がやたら強いので悲鳴のような絶叫のような声を上げている。しっぽを隠していなかったら絶対べしべし地面に打ち付けていると思う。まじで痛い。
「相変わらず固いのう」
くつくつ笑う雅治は補助なしで開脚前屈をすると上半身が地面に着くくらいにペタッと伏せた。
…なんか悔しい。
「負けたく…ないけど…これは無理だな」
「諦めちゃうんスね…」
「こればっかりはダメだ。あこまで行くのにかなりかかるし」
さっきまで微笑ましそうに眺めていた幸村にチラッと視線を向けていると、誰かと話していた。
真田や柳じゃない。背は低いし、体格的に女子だな。
「あっ！白夜様！」
「げっ…っ！」
幸村の後ろからひょっこりと顔を出し、嬉々とした表情で叫ぶ？少女を見て、ボクの顔からヒュッと血の気が引く。いや、比喩じゃなくて本当に。
多分引きつった笑みを浮かべてるんだろうなぁ…
「あぁ、愛しの白夜様！もう500年もお会いしていないように感じてこの美雪、心悲しく思うておりました！」
「く、黒川さん…」
500年って…ついこの間あったばかりじゃないか。会ってないのもほんの２、３日程度。
「お会いしとうございましたわ！」
「…ごめん黒川さん。周りからの目線が痛いから。ね？離れて？ね？」
かなり猫なで声で抱きついてきた黒川さんを引き剥がそうとするが離れない。
ちょっ…この細い腕のどこにこんな力が。
「あぁ白夜様の香り……」
「ちょ……っ！まっ、誰か！誰か助けて！」
ボクの肩に顔を埋めてくんくん鼻をひくつかせる黒川さんドン引きする一同。
頼むから誰か助けて。
御神籤の王子様 ver.氷帝
大凶らしいで？攻めるん遅いわ
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ノア(プロフ) - けとるさん» 協力ありがとう( ^ω^ )３番だねー！ (2015年12月13日 14時) (
レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
けとる(プロフ) - わし3がええ！ (2015年12月13日 10時) (レス) id: bfe4a96d52 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - リオンさん» うわぁぁぁ感想もありがとうございます！１番ですね！これからもご愛読よろしくです( ^ω^ ) (2015年12月13日 8時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
リオン(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。1番がいいです。英検、更新 頑張ってください。 (2015年12月13日 0時) (レス) id: cfd12bcb7b (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - こにーさん» ご協力ありがとうございます(=´∀｀)人(´∀｀=)３番ですね！ (2015年12月12日 17時) (レス) id: 836babe48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2015年12月5日 14時
