六十三松目 「遅刻」 ページ24
『ん....』
チュンチュンと小鳥のさえずりが聞こえ目を覚ます私。
カーテンからは光が差し込んでいる。
ふっと横目に見ると、布団とシーツをぐちゃぐちゃにした松野達が素晴らしい寝相で寝ていた。
あぁ...もう朝か...
良い天気だし、今日はいい休日になりそうだな....
ん....？休日....？
嫌な予感がしてバッと携帯を確認する。
『火曜の...８時２１分...！？』
嘘だろ！？普通に登校日じゃねぇか！？
ってか遅刻！遅刻する！！
『おいお前ら起きろ！今日登校日！起きないと遅刻す』
「んん...もうちょっと....」
『もうちょっておそ松！早く起きないと遅刻...』
「もうちょっとでパ○ツ見えるから...」
『...』
私はその単語を聞いた瞬間心のどこかでプチッと何かが切れる音がして、自然と足がおそ松のちょうど腹の上に動く
『ふざけた夢見てんじゃねぇ...よっ！！』
「ぐはっっっ！！！？なっ、なに！？俺の腹に何が？！」
『はぁ...起きろおそ松。学校遅刻するぞ。』
呆れた表情でそう言うと、おそ松は部屋にある時計を見てはっと我に返った。
「うえっ、まじじゃん！？おいお前ら！早く起きねーと学校遅刻すんぞ！それに起きなかったらAに殺されるぞ！！」
『そうだぞー。起きないと一人ずつ腹ん中の内臓えぐり出してやるかｒ』
「「「オハヨウゴザイマス」」」
『お、おう....おはよう。』
何もそんな引くくらいの速さで起きんでも
「冗談に聞こえないぜハニー...」
と冷や汗をかくカラ松。
いや、流石にそれはないだろ...ってか私はいつからお前のハ二―になったんだ
『と、とにかく！急がないと遅刻するぞ？』
そう言うと、あいっ！と六人声をそろえて返事をして登校する準備をしだす。
....いつもならこんな時間に起きると学校なんて行かずにそのままベットで寝ちゃうんだけどな
やっぱりこいつらの影響だろうか。
そんなことを思いながら、私も続けて準備をしだした
＊
〜iｎ学校〜
「っはぁ、やっぱり走っても遅刻じゃんか...」
教室についてまだなお息切れをしている私含め、カラ松とチョロ松。
「フッ、いいじゃないかチョロ松。汗も滴る良い男だぞ？」
『水も滴るね』
結果的に学校に着いたのは一限目の終わりで、見事に「遅刻」と出席簿に書かれた。
今まで授業サボってきたからな...留年しなきゃいいけど
なんて今更なことを思いつつ、私は二限目からの授業を受けた。
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春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます＾＾応援してくださって作者は感謝感激です！これからもよろしくお願いしますね＾＾ (2018年3月18日 2時) (
レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ豆腐味噌汁(プロフ) - 更新待ってました(´∀`)この作品ほんと好きです!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!!なので更新頑張って下さい!!!!!!!!!ほんとに!!!!!!!!!応援してます!!!!!!!!! (2018年3月4日 15時) (レス) id: c4290caa64 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - 和蘭芹さん» コメントありがとうございます！長い間更新できていなくてすみません...ただ今作成中ですので少々お待ち下さいませ！ (2018年3月3日 15時) (レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
和蘭芹 - めっっっちゃ良いところで切られたので雄叫びあげました(てか何ですかコレ…！文才アリアリのアリですよ！！更新ずっっと待ってます！！応援してますううううん”ん”ん”ん” (2018年2月22日 23時) (レス) id: 0bd5b50639 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます(^^) まさか更新をずっと待ってくださっていた方がいるとは…泣 更新もぼちぼち頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2018年1月15日 0時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりゅりゅ | 作成日時：2016年6月5日 1時
