六十四松目 「隠し事」 ページ25
『はぁ〜…』
授業だるいな…
よりによって数学とか地獄かよ
先生が説明するも、私にはそれが呪文にしか聞こえないのだ←
先生の口から出てくる呪文を聞いているとウトウトしてきて、私は寝ようと腕を伸ばした。
その時に手が筆箱に当たり、がしゃんと落ちる。
「あぁーなにやってんの…寝ようとするからだよ？」
そういうチョロ松かペンをひらってくれ、私もペンを拾おうとした。
が、何故か手に届く筈の距離にあるペンに触れられない。
あれ……？
おかしいな、いつの間にこんなに腕が短くなったんだ？と一瞬思うも、どうやらそうではないらしい。
動くはずの右足が動かないのだ。
「どうしたの？」
『ぁ、いや、なんでもない。』
ツーっと背中に嫌な汗が伝う。
喧嘩した後の傷で今までにないような感覚。
痛みはなく、ただただ足に力が入らない。
右足の感覚がないのだ。
「はい、戻しといたよ。」
『あぁ、サンキューな』
知らない間にチョロ松が筆箱を直してくれ、私は左足と腕の力を使い、なるべく普通を装って元の体勢に戻る。
色々な不安が頭をよぎるが、その中で１番不安なことがあった。
また前と同じ様に、チョロ松たちに嘘をついてしまった事だ。
＜もう俺らに隠し事すんなよー？＞
そう言うおそ松の顔が脳裏をよぎる。
今から言っても遅くない…
…でも
またアイツらに心配をかけたくないと、
自分の頭の隅っこに、そう思う心があった。
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春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます＾＾応援してくださって作者は感謝感激です！これからもよろしくお願いしますね＾＾ (2018年3月18日 2時) (
レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ豆腐味噌汁(プロフ) - 更新待ってました(´∀`)この作品ほんと好きです!!!!!!!!!愛してます!!!!!!!!!なので更新頑張って下さい!!!!!!!!!ほんとに!!!!!!!!!応援してます!!!!!!!!! (2018年3月4日 15時) (レス) id: c4290caa64 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - 和蘭芹さん» コメントありがとうございます！長い間更新できていなくてすみません...ただ今作成中ですので少々お待ち下さいませ！ (2018年3月3日 15時) (レス) id: 94c170d235 (このIDを非表示/違反報告)
和蘭芹 - めっっっちゃ良いところで切られたので雄叫びあげました(てか何ですかコレ…！文才アリアリのアリですよ！！更新ずっっと待ってます！！応援してますううううん”ん”ん”ん” (2018年2月22日 23時) (レス) id: 0bd5b50639 (このIDを非表示/違反報告)
春の黒猫(プロフ) - なめこ豆腐味噌汁さん» コメントありがとうございます(^^) まさか更新をずっと待ってくださっていた方がいるとは…泣 更新もぼちぼち頑張ります( ´ ▽ ` )ﾉ (2018年1月15日 0時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりゅりゅ | 作成日時：2016年6月5日 1時
