俺は。 ページ40
「兄貴。」
ベットの上で、俺は頭を下げた。
「もう…俺には時間がないんだ。」
シンドバッド「…」
「わかってくれないか…？」
俺は頭を上げず、目をつむった。
シンドバッド「……A。」
「…」
シンドバッド「お前が…悔いなくやりたいことをやり遂げるなら、俺は、何も言わないよ。」
兄貴は俺の頭を撫でた。
「…兄貴…」
シンドバッド「…」
血の味がする口内。
唇を噛み締め、俺は、窓の外を見つめた。
悪化している。
俺の体はだんだん、だんだんと、弱りつつある。
「…兄貴、紅炎。やばそうだったら来てくれ。」
立ち、杖を振った。
黒いルフ達が俺に力を貸そうと集まる。
「兄貴。なぜ俺が俺だとわかった。顔は変えたはずだ。」
シンドバッド「…」
「……全部知ってる。別に嫌なら言わなくていい。だが。
俺は信じてる。」
シンドバッド「！」
「じゃ。」
俺は窓に足をかけた。
シンドバッド「A！」
「？」
ちゅっ…
「！」
触れるだけのキス。
シンドバッド「綺麗になったな。」
「…前からだバーロー！」←
笑って、俺は飛び降りた。←
爆発音や、兵士の叫び声が聞こえる。
「今行く…アラジン…少し待ってくれ…！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ると - 私なんかが考えているよりも、もっと重いものを背負っていたんですね、、、 この作品大好きです｡ 妹さんと作り上げたこの場所は、あなたの味方です。いじめに負けず、頑張ってください。応援しています。 (2018年10月3日 19時) (
レス) id: 8a79360989 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色 - いじめに負けず頑張ってください 応援してます (2016年8月15日 10時) (レス) id: 1a9dea9ddc (このIDを非表示/違反報告)
うさ丸 - いや、気にしないでください。私この作品好きです！面白いです！更新ありがとうございます！ (2016年6月27日 17時) (レス) id: 93ddfd5243 (このIDを非表示/違反報告)
うさ丸 - 弱いものイジメ、、、しかも女の人に、、、最っ低((僕も女ですけど (2016年6月27日 17時) (レス) id: 93ddfd5243 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - わ、私も同じ気持ちです。貴方様よりは全然ましで幸せ者な私ですが……信じられなくてもいいです私は貴方様の味方であります故 (2016年4月4日 21時) (レス) id: 771cea1794 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
