【戦国BASARA武】竜の女武将と神の女武将〔2〕 (ページ9)

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五十五話【竜と鬼尾張の激突! 爆走!伊達・長曾我部連合軍!!】ページ9

風香side

風「まったく、少しは考えてやって下さい。いきなり戦うなんて、お互い初対面で、何考えているんですか？特に政宗様」

伊「いや、別に」

風「言い訳結構！貴方も、いきなり喧嘩を売ってこないでください！長宗我部さん」

長宗「ハッ、何処かで見たなと思ったら、織田の時のか」

風「お久しぶりです。長宗我部さん」

長宗「おう」

伊「ていうか、鬼ヶ島の鬼が、なんたって、こんな所でHitch hikeしてるんだ？」

風「そういえば」

長宗「ハッ、言うなよ。まあ、ありてぇに言いやぁ、背水の陣」

私達は長宗我部さんの話を聞いた。そしたら、その理由に、豊臣秀吉が関係していることが分かった。

貴方side

宮「隙あり！」

真「し、しまった！」

幸村は武蔵と手合わせをしている所を見ていて、いろんなことを考えていた。秀吉は、何故強さにこだわるの？何か理由でもあるの？分からないことだらけね。いろんなことを考えていると、

真「ぬわぁ！」

貴「？」

いつの間にか、武蔵は幸村に向かって石を何個も投げていた。あの馬鹿は。しかも、砂まで使うとは、幸村は卑怯な手にて、吹っ飛ばされていった。私は幸村が吹っ飛ばされていった場所へと向かった。

貴「幸村！大丈夫？」

真「ハ、ハイ。なんとか」

幸村は海草を頭に乗せながら、そう言った。その時、

宮「豊臣が攻めてきたのか！」

貴「！」

武蔵から豊臣と言う言葉が出てきた。まさか、秀吉。

風香side
長宗我部さんと手を組んだ伊達軍は、引き続き、奪われた仲間を取り返すべく、大阪へと進軍した。けれど、近づくにつれ、少し、不安になってきた。一人でとは言ったけど、やっぱり。そんなことを考えていたら、

海「おい。何不安そうな顔をしているんだ」

海に声をかけられた。

風「何でもない。少し、不安になってしまっただけ」

海「自分で決めたことなんだろう？なら、やりとおせ」

風「・・・・・」

海「まあ、Aも昔は、お前と同じだった」

風「えっ？」

海「アイツも、初めて一人で戦う時、不安を抱いていた」

風「Aさんも？」

海「あぁ。だが、それでも仲間のため、大切な人のために、アイツは覚悟決めて、今に至る」

そっか。Aさんにだって、不安はあるんだよね。誰にだって不安はある。それを乗り越えて、生きている人がいる。私も頑張らなくちゃ。私を救ってくれた人達のためにも。