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五十二話【信じる気持ち】 ページ6

貴方side
幸村が島津に同盟の話をしている間。私は、島津の兵と、手合わせをしていた。

貴「おりゃ!」

島津人1「うわっ!」

ドサッ!

貴「はい。私の勝ち」

島津人1「かー、負けた!」

島津人2「よーし!次は俺だ!」

貴「はいはい。何処からでも、どうぞ」

今回、私は総大将として来たけれど、交渉は幸村にさせたのは、幸村に気づいてほしいことがあるから。それを気づかせるには、やっぱり、一人にさせてみるしかない。

貴「やあっ!」

島津人2「どわっ!」

ドサッ!

貴(幸村、それに気づくまで、私は待ってるから)

そう思いながら私は彼らの相手をした。途中、武蔵が乱入してきたけど、返り討ちにしてやったわ。←
そして、夕暮れ時。

宮「待ってろよ。じっちゃん。もうすぐで焼き上がるからなぁ。俺様印はうめぇぞ」

島「おぉ、いい匂いがしてきちょる」

貴「ただ、海の幸を焼いているだけに見えるのは、私だけかしら?」

真「武蔵殿は優しいでござるな。まるで、親子のような「バーカ」」

宮「じっちゃんが元気になったところで、すかさず俺様が倒すために決まってるだろ?」

真「なんと」

貴「武蔵。アンタねぇ」

宮「本当がっかりだぜ。日の本一強ぇじっちゃんがいるって聞いて、わざわざ薩摩まで来たのによ」

そっか。そう言えば、武蔵と出会ったのって、ここじゃなかったっけ?戦法が全く同じだったから、すっかり忘れてた。

宮「よーし、焼けたぞ〜。お前も食え。Aも」

真「あぁ、かたじけのうござる」

貴「ありがとう。ていうか、武蔵。幸村に変なこと教えないでよ?ただでさえ、天然で、すぐに信じやすいタイプなのに。これ以上変なこと覚えられたら、困るわ」

宮「お前、母ちゃんみたいだな」

貴「あのね!私は純粋に幸村を心配しているだけよ!」

そう言っている間に、私は焼き魚とかを食べ終えた。いつか野生化しそうで怖いけど。

五十三話【信じる気持ち】→←五十一話【最南端・薩摩の地へ! 幸村、新たなる漢の出逢い!】


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作者名:KICU x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年3月14日 1時

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