五十一話【最南端・薩摩の地へ！ 幸村、新たなる漢の出逢い！】 ページ5
風香side
豊臣の兵達を倒した後、政宗様は信玄さんと話をしていた。私はいつでも進軍できるように、馬に乗ろうとしたとき、
武「時に風香よ」
風「？」
武「お主。一人で豊臣秀吉を討ち取ろうとしておるな」
風「！？」
信玄さんに勘づかれた。嫌でも、根拠がない。
風「もし、そうだとして、根拠はあるんですか？」
武「ないが、これは、Aの勘だ」
風「！」
Aさんの勘はよく当たる。Aさんの勘ならば、否定はできないか。
風「それ言われると、否定できませんね」
伊「風香」
武「うむ。風香よ。相手は豊臣秀吉。一人で倒せる相手ではないぞ」
風「分かっています。ですが、私は、政宗様や幸村さん。Aさんに、織田での恩があります。私はその恩を返したい。だから、一人で戦うのです」
武「場合によっては、命を落とすかも知れぬぞ」
風「死にませんよ。死んでたまるものですか。私は、竜崎家と同じく最強の一族。神無月家の娘です。どんな戦も、勝って、そして、生きて、みんなの元でまた、共に戦場を駆け巡ります」
そう言うと、信玄さんは笑って私に言った。
武「良い目をするようになったな。少し、幸村に似てきたか？」
風「幸村さんに？」
武「うむ」
風「幸村さんに似るとなると、目標であるAさんには届かないか。もっと、精進しないと」
武「うむ。して、久しいな。水野海よ。嫌、Aの兄よ」
伊達軍「！？」
信玄さん。気づいていたのか。
海「お久しぶりです。信玄公。妹がお世話になっております」
武「うむ。もう、Aに恨みはないようだな」
海「はい」
武「うむ。ならば、これからも精進するがいい」
海「はっ」
私と海さんは信玄さんから話を聞いた後、すぐに進軍した。
伊「風香。お前。無茶はするなよ」
風「分かってますよ。大丈夫。必ず生きて帰りますから」
そう言うと、政宗様は笑った。
五十二話【信じる気持ち】→←五十話【最南端・薩摩の地へ！ 幸村、新たなる漢の出逢い！】
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
