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七十六話【覇走豊臣大本隊! 本気の慶次、断腸の抜刀!!】 ページ30

貴「ねぇ、そう言えば、毛利の要塞は?どうなってる?」

猿「毛利の要塞は、竹中半兵衛が乗っ取る散弾みたいなんだけど、二人共、豊富の軍勢を見なかった?」

貴「私は少し別行動を取っていたから知らないけど、幸村。貴方何か知らない?」

真「あれを容易く乗っ取ることは」

猿「えっ?」

貴「何?豊臣の軍勢に、何かあったの?」

真「佐助!この先の地形はどうなっておる!」

貴「えっ、どうしたの?急に」

真「あれを何としてでも止めねばならん!」

一方で、竹中半兵衛の所では、

豊臣兵1「半兵衛様!半兵衛様!」

一人の兵が、急いで馬から来て、すぐに、馬から降りると、すぐさま半兵衛に報告をした。

豊臣兵1 「先遣隊が、毛利の要塞に撃破されました!」

それを聞いて、周りはザワつき、半兵衛は目を細めた。

竹「至尊したか、赤川くん」

半兵衛は赤川のことで察していると、後ろから馬の足音と鳴き声が聞こえた。半兵衛は振り返ると同時に、その音の元が、半兵衛の目の前に現れた。それを見た半兵衛は、また目を細めた。その相手は、大阪城で捕まっていた片倉小十郎と、Aの兄、竜崎海であった。

竹「君達か」

海「よう。久しぶりだな?俺は竜崎海。昔、俺達の一族を生き残り、そして、竜崎Aの兄だ」

その一方で、小田原では、豊臣の本隊が、小田原へ辿り着き、その城の前で、

豊「ん?」

伊「やっと会えたな。豊臣の山猿」

風「こんにちは。お会いできて嬉しく思います」

伊「どうだい?うちの風香に勝ったらこの城へ入るってのは。一変に他所に襲いかかっているんだったら丁度いい。この独眼竜がまとめて頂いて、奥州伊達の天下統一だ」

風「まあ、それはすごい」

豊「そこの女が我に勝つなど万に一つもありえん。二度命拾いをしたのを忘れたか」

風「その事に関してはお聞きしています。ですが、取り損ねたのは、貴方の方でしょ?」

豊「神無月家の生き残りと聞くが、我が神無月家を完全に滅ぼす」

風「上等。かかってこいよ?山猿さんよ」

風香はそう言いながら、すぐに刀を抜き、すぐに戦闘態勢になった。

風「鶴丸国永。行くよ。太鼓鐘は、私のこと、見守っていて」

『あぁ。驚きの結果をもたらそうな。主』

『頑張れよ!主!』

風「!・・・・・気のせいか?」

今ここに、豊臣との戦いが始まった。

作者から→←七十五話【覇走豊臣大本隊! 本気の慶次、断腸の抜刀!!】


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作者名:KICU x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年3月14日 1時

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