【戦国BASARA武】竜の女武将と神の女武将〔2〕 (ページ17)

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六十三話【復活の若き虎！改造大要塞日輪の脅威、東へ】ページ17

風香side
私はすぐに、松永久秀から離れた場所に降り立つと、すぐに馬から降りて、谷底を見た。

風「政宗様！長宗我部さん！海！」

下には木々が沢山ある。でも、この高さから落ちて、運悪く死んじゃってたらと思うと、怖くなった。もっと早くに、風の守りを使っていれば、こんなことには。そう後悔をしていると、

松「ご苦労、痛み入る」

松永が私の後ろにいた。振り返ると、すぐ後ろに松永久秀がいた。

風「松永久秀！貴様！よくも！」

松「怒りに身を任せるか」

風「っ！」

松「まあ、いい。どうするかは君の自由だ。それよりも、私は君に用があってここにいる」

風「私に？」

松「少し、場所を変えるか」

本当はついて行かない方がいいかもしれない。でも、今は。そう思うと、松永と共にその場を去った。髪を解いて、髪飾りを置いた後に。

貴方side
豊臣、毛利の連合軍は、指揮官を失った際、そのまま撤退をした。その後、その村の人達に手当てをしてもらった。

貴「わざわざすみません。こんなことをしてもらって」

女1「いいのですよ。貴方は私達を守ってくれた。恩人なのですから」

貴「そんな。戦国の武将に、恩人も、何もありませんよ」

お爺「何を言いなさる。貴方は武将でありながら、私達を守ってくださったではありませんか？」

女2「そうですよ。助けてくださった人に、武将も、何も関係ありませんよ」

私はそれを聞いて、少し驚いたけど、なんだか、心の底から温かくなってきた。そして、村の人達に手当てをしてもらった後、私はすぐにその人達にお礼を言って、真っ先に幸村の元へと向かった。幸村。きっと、貴方は気づき始めたと思う。私の声、聞こえてたよね。島津。幸村に、気づかせてくれているよね。私はそれを信じながら、浜辺へと来ると、幸村は島津と一緒に酒を飲んでいた。まったく。でも、ここからでも分かる。幸村の中で、迷いがなくなっている。それが分かった私は、すぐに幸村の側へと駆け寄った。

貴「幸村！」

真「！A殿！」

幸村は私に気づくと、すぐに立ち上がり、私はそのまま幸村に抱きついた。そして、幸村と向き合い、改めて聞いた。

貴「幸村。もう大丈夫？迷いはない？」

真「はっ。ご心配おかけいたし申した。此度、某は、毛利を止めるべく、この薩摩から兵を連れ、毛利を止めましょうぞ！」

貴「うん！元就は私に任せて。絶対に倒すから」

真「はっ！」

島「うむ、若いもんはえぇのう」

そうと決めたら、さっそく出陣だ。