六十一話【復活の若き虎!改造大要塞 日輪の脅威、東へ】 ページ15
Aの言葉を聞き、それをその場にいるもの達に伝えていた風香は、涙を流していた。その場にいる者達は、黙ってそれを聞いた。
貴「貴方達には分からないでしょうね」
風「その人達が、どれほどの思いで、この戦に立ち、そして、死んでしまったことを」
貴「知るわけもないわ。自分のことしか考えない。自分勝手な貴方達には!」
風「私には分かる。だって、ずっと、そういう人達を見てきたから」
貴「私は、その人達の思いを背負って生きていく」
風「その人達の分まで、戦い続ける」
貴、風「死ぬまでずっと!/。」
貴「貴方達なんかに、負けてたまるもんですか」
風「いつも、弱気に、後ろから着いてくることしかできないようじゃ」
貴、風「この戦場で死ぬだけよ!/。」
貴「だから」
風「私は」
貴「絶対に」
風「何があっても」
貴、風「逃げたりなんかしない」
貴「死ぬ時まで」
風「戦い続ける」
貴、風「それが、竜崎家の生き残り、龍神の使い手である、私の決めた道」
貴「戻ったりはしない」
風「やり直しなんてない」
貴、風「一度決めた道は、真っ直ぐに突き進む!/。」
貴「ただ、それだけよ」
風「ただ、それだけ」
Aは薩摩にいる者達全てに言い、風香は、涙を流しながら、Aの言ったことを、その場にいるもの達に伝えた。その後、風香は、ずっと涙を流した。
風「Aさんの、思い」
伊「なぁ、龍神ってなんだ?アイツが使えるの、竜だけのはずだろ」
海「確かにそうだが、だが、竜崎家、神無月家では、その家の一人だけ、龍神、神龍と、龍と神の力を同時に使うことができるものがいる。竜崎家で、最も使える存在は、Aだけだ」
長宗「そんなことが」
海「お前もできるはずだ。風香」
風「えっ?」
海「お前も使える、自分だけの神龍を」
風「私だけの、神龍」
海「アイツだけの龍神はどんなものなのかは予想がつく、だが、お前は、俺でもわからない。お前の思い描く神龍はどのようなものか、よく考えろ」
風「私だけの、神龍」
風香はそれを聞いて、その事を考え始めた。
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