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仁王side
後ろからカサっと聞こえた一瞬の葉音
それは目の前に悪魔の様な笑みを魅せる少女には聞こえてはいなかった
宣戦布告の様なものを受け、去っていった青学マネージャー
そして周りを見ると草むらの中から伸びた１本の長い尻尾を見つけた
俺がそこへ近づくと、一瞬体が動いて尻尾が揺れる
今日は黒のジャージを来ているせいか、彼女はまるで黒猫ぜよ
警戒して、様子を伺って身を潜める
俺はそれを怖がらせんようにそっと優しく腕を伸ばして額から髪をかきあげるように撫でた
『に、お…せんぱい…』
仁「…おまん、いつから居たんじゃ」
普段、周りの気配を敏感過ぎるほどに察知してしまうAは動きは物静か
じゃけん、こっちからはコイツが近寄ってるんもなかなか気付かない
が、今回ばかりは別、
カサリと立てた音は結構初めの方から
この様子じゃと、話は殆ど聞いてしまったんじゃろうなぁ
小さな体を丸めて、まるで金縛りにあったかのように動かん
俺が撫でることで、ほんのり上目遣いになった瞳は出会った当初よりもだいぶ開いてて
ああ、ほんに猫みたいじゃなあとか
前髪伸びたなぁとか余計な事を考えてみた
『先輩、私…っ』
仁「安心しんしゃい
赤也はそう簡単には心変わりなんてしやせんよ」
赤也とは、長い付き合いじゃ
おまんらをどれだけ観察したと思っとる、
そう言うとAはホッとしたような顔をした
ほんに、恋愛初心者なんじゃな
何もかもが初々しくて、世間知らず
テニスバカな、俺の後輩達
そう簡単に心変わりするやつなんかに渡すわけないぜよ
赤也は俺が認めたやつじゃき
まあ、俺にそんな権利はないんやがの
じゃけん、これはカッコつけ
財前に負けんように、精一杯の虚勢
『なんか、女って怖いっすね…ｗ』
仁「プリッ、ミーハーを蹴散らしてお姫様だっこしたやつがよく言うナリ」
『それ関係ないっすよね！？』
泣いた烏がもう笑った
そんな話もあったなぁと、テニス以外は単純でええんじゃ
お前さんはそのままで居てくれ
俺はそんなおまんらを見守っちょるけんのう
＿＿＿＿＿
…はい、なんか仁王…すまんって気分です
シリアスっぽいの続いててなかなか言えなかったのですが
お気に入り70越えまして。
ほんとうにありがとうございます！
これからもまったり←頑張っていきます！
ゆえ
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yue.(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます！全然気づきませんでした！ｗ (2016年12月27日 0時) (
レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 4の方最強ガールじゃ無くて最近ガールになってますよー (2016年12月27日 0時) (レス) id: b5991fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 笑笑ありがとうございます (2016年12月12日 17時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - SAKUYAさん» 昨日、同じかなぁ…と思いました！作品と作者名は結構覚えてるので！固定了解しました！しっかり覚えておきますね！ (2016年12月12日 17時) (レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - そうなんですか！！有難うございます！！あと、ゆえさんの作品によくコメントさせていただいてるんですけど、仁王サクヤとjokerって私なんですよ、笑。名前変え過ぎで…もう変えませんけどね！！ (2016年12月12日 17時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2016年11月23日 15時
