第83話 至高のデータテニス ページ34
部長vs乾先輩
ゲームカウントは１−１と互角をみせる。
乾先輩は高速サーブと得意のデータで部長のショットを見切る。
部長も負けてはいない。
強力なショットを打ち返すかと思いきや絶妙なドロップショットを放った。
部長のドロップショットは普通のフォームと何ら変わりないので見抜くのは難しい。
乾「ドロップショットの確率92%」
だけど、乾先輩はそれもしっかり予想し打ち返した。
ただ予測するだけではなく、そのボールに追いつけるスピードも兼ね備えている。
レベルの高い試合に大盛り上がりの青学コート。
『部長って焦らんのかねー』
菊丸「さあ…」
攻略されるも全く焦る様子もなく冷静にみえる部長。
あ、顔に出ないだけか？←
手塚「データだけでなくもう一つ磨いているものがあったようだな。」
乾「ちょっと上へ登ってみたくなってね。」
その言葉が意味するのは、海堂の練習メニューの約2倍の力のメニューをこなしていたということ。
海堂の練習メニュー自体がいつもの練習量の３倍以上だから、それ×２倍だ。
末恐ろしい。
乾「正確には2.25倍だ。」←
『ハイハイ』←
竜崎「乾のデータテニスも進化している、はっきり言って強いぞ。」
ここでゲームカウントは３−３
これまでの校内ランキング戦で部長から3ゲームとった人はほぼ居ない。
越前「ふーん」
乾「手塚、”データは嘘をつかないよ”」
乾先輩は背が高く、元々テニスに向いている体格の持ち主。伸び代はあったのだ。
急激に伸びたのは、全校内ランキング戦での”番狂わせ”が理由だろう。
乾「ドロップを打つ際ラケットヘッドが3.2ミリ下がる。」
『細かい…(笑)』
大石(もしかしたら、入学以来、正式な試合以外も含めれば２０か…いや３０、一度足りとも手塚に勝てなかった乾が…)
乾先輩の猛攻撃にもしかして、と思う者も出てきているようだ。
竜崎「努力と執念は時として技術をも上まわる。」
『そうですね。』
だけど、まだだ。
まだ部長は切り札を隠している。
現在、ゲームカウントは４−３
そろそろ部長の番だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒薔薇(プロフ) - Rena．さん» わあ！ほんとですね！訂正ありがとうございます。 (2021年1月28日 0時) (
レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。ストーリーやキャラ設定が面白く、楽しく読ませていただいてます。所で試合終了の審判のコールですが、｢ヴァンバイ｣ではなく｢ウォンバイ｣だと思います。｢ウォン｣というのは英語で勝ったという意味なので恐らく。更新頑張って下さい。 (2021年1月27日 23時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 大丈夫ですよ。またいつか更新するので読んでくれると嬉しいです。´`* (2021年1月23日 16時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - そうだったんですね。せかしてしまいすいませでした．．． (2021年1月23日 16時) (レス) id: 479f4193d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 読んでくださってありがとうございます。漫画が今友人に貸していて手元にないので返ってきたらまた更新致します。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒薔薇 | 作成日時：2021年1月20日 16時
