第82話 波乱 ページ33
『よいしょっと』
マネージャーとしての業務をササッと終わらせ、コートへと観戦に向かう。
なんか竜崎先生からやることやったら見ていいって言われた。
なんでかわからんがとりあえずやったー。
『あー……。』
コートに着くと全体をさらーっと見渡して一言。
『………大丈夫か？』
いや、青学レギュラー組は順調に勝ち進んでいるのだ。
というか相手がもはや相手になっとらん。
3ヶ月後には越前以外の1年もこの中に入ることになるのだが、それはもうドン引きのお顔をしてらっしゃる。
河村先輩の強烈なショットに、大石先輩のムーンボレー。菊丸先輩のアクロバティックなどなど。
もうなんか相手が可哀想になってくるよ←
『ふむ、Aブロックが見どころか。』
Aブロックには部長、乾先輩、桃がいる。
前回レギュラーになれなかった乾先輩は今回目に見えてやる気がある。
桃が危ないかなーと思うが、まぁ両方頑張ってくれ。
負けるのもひとつの良い経験になるだろうし。
―――――――――
数時間後
他の現レギュラー陣も順当に勝ち進み、どんどん関東大会のレギュラーを獲得していく。
大石先輩と越前の試合もなかなか良かった。
越前は洞察力が優れているから、大石先輩のアウトにも誘われなかった。
対して、Aブロックは波乱。
レギュラー候補が3人もいるため誰か1人レギュラー落ちするのだが、
それは桃だった。
カチロー「…？」←不思議そう
不二「桃のコンディションは万全だったよ。」
『乾先輩はただ敵校のデータを集めていただけでなく、味方のデータもしっかりとっていたのねー。恐るべし〜。』
井上「記事になるぞー！！！」←必死にメモ
海堂「ケッ」
そして、ついに乾先輩と部長の試合が始まろうとしていた。
乾「データは集まった。今度こそは勝たせてもらうよ手塚。」
――――――――――
不二「そういえば、Aちゃんは手塚と試合したことあるのかな？」
『………一応ありますよん』
大石「どうだったんだ？」
菊丸「いくら九条でも手塚には勝てないにゃー…？」
『いや勝ちましたよ〜』
私の答えに周りは騒然とするが、安定のスルー。
手塚先輩強いもんねー。わかるわかる。
だけど、もっと強くなるよ。
いくら部長とはいえまだ中学生。
高校生と試合したらまたそれは違った試合になる。
もうすぐ私も勝てなくなるさ。
…なんか虚しいね？←
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黒薔薇(プロフ) - Rena．さん» わあ！ほんとですね！訂正ありがとうございます。 (2021年1月28日 0時) (
レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。ストーリーやキャラ設定が面白く、楽しく読ませていただいてます。所で試合終了の審判のコールですが、｢ヴァンバイ｣ではなく｢ウォンバイ｣だと思います。｢ウォン｣というのは英語で勝ったという意味なので恐らく。更新頑張って下さい。 (2021年1月27日 23時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 大丈夫ですよ。またいつか更新するので読んでくれると嬉しいです。´`* (2021年1月23日 16時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - そうだったんですね。せかしてしまいすいませでした．．． (2021年1月23日 16時) (レス) id: 479f4193d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 読んでくださってありがとうございます。漫画が今友人に貸していて手元にないので返ってきたらまた更新致します。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2021年1月20日 16時
