第68話 都大会決勝 ページ19
都大会決勝は銀華中と不動峰中の棄権により、青学vs山吹中となった。
しかし山吹中のマネージャーの子がとんでもなく天然で。
バンダナが緩くてずり落ちて前が見えないのに、そのまま歩くものだから人の足を踏む始末。
踏まれたのが偶然越前で、しかもその壇太一というマネージャーくんはどうやら越前の顔を知らなかったようで、
壇「これから応援しにいくんでしょ？
『越前屋』っていう１年レギュラー！」
越前「………(ｺﾞﾌｯ」
『大丈夫かよ…;』
越前も思わずポンタを吹き出しそうになる。
乾「山吹中はダブルスが強い。どちらのペアも全国まで行っている。」
1年「「「えぇ！？」」」
青学で言うゴールデンペアが2つもいるようなもんである。恐ろしい…。
どうやら山吹中の必勝パターンはダブルスで連勝し、次のシングルス３で決めるというものらしい。
『全国区のダブルスペアか。』
昨年は手塚が千石を倒し逆転勝ち出来たものの、あと１人強力なシングルスプレーヤーがいたら危なかったとのこと。
今回は向こうに亜久津がいる。
けど、こっちにも昨年いなかったルーキーがいる。
ちなみに決勝のオーダーはこうだ。
D2、河村・不二ペア
D1、大石・菊丸ペア
S3、桃城
S2、越前
S1、手塚
『負けるわけにはいかない。』
今年、絶対に青学を全国へ連れていくと約束したんだから＿＿＿＿
―――青学vs山吹中 D2―――
『………さすが全国区ってか。』
相変わらず、竜崎先生は職務放棄で私にベンチコーチを押し付け、コート外で見守っている。
最初のダブルス２は６−３でなんと惨敗。
河村先輩と不二先輩ペアだったけど、さすがに全国区のダブルスペア相手だとキツかったか。
青学の弱点は個々人の個性が強すぎて全体的に協調性に欠けること。
もしもシングルスならば、勝つ可能性の方が上だっただろうということがそれを示している。
次はゴールデンペアの試合だ。
相手は昨年と同じ、というよりかは大石先輩の因縁の相手とも言える南・東方ペア。
山吹中「やあ」
大石「………;」
大石先輩が力まないか心配なところではあるが、我らがゴールデンペア信じてみよう。
これはシングルスじゃない、2人でひとつになるダブルスだから。
『先輩方なら大丈夫です。』
菊丸先輩が大石先輩を引っ張るはずだ、そう思い私は2人をコートへ送り出した。
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黒薔薇(プロフ) - Rena．さん» わあ！ほんとですね！訂正ありがとうございます。 (2021年1月28日 0時) (
レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。ストーリーやキャラ設定が面白く、楽しく読ませていただいてます。所で試合終了の審判のコールですが、｢ヴァンバイ｣ではなく｢ウォンバイ｣だと思います。｢ウォン｣というのは英語で勝ったという意味なので恐らく。更新頑張って下さい。 (2021年1月27日 23時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 大丈夫ですよ。またいつか更新するので読んでくれると嬉しいです。´`* (2021年1月23日 16時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - そうだったんですね。せかしてしまいすいませでした．．． (2021年1月23日 16時) (レス) id: 479f4193d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 読んでくださってありがとうございます。漫画が今友人に貸していて手元にないので返ってきたらまた更新致します。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2021年1月20日 16時
