第61話 山吹中の阿久津 ページ12
青学テニス部は今日も練習の真っ最中。
無事都大会ベスト４に入り、関東大会への出場権を手にした。
『ん？……なんかタバコの匂いしない？』
菊丸「えー？ほんとだ。」
吸っているとしたら先生なのだが、ここまで匂うとかある？テニスコートの前で誰か吸ってんだろ。
というわけで注意するためにコートの外に出る。
阿久津「お前誰に指図してんの？」
誰かわからんが他校の生徒が荒井の胸ぐらを掴み、右手で思いっきり顔をぶん殴っていた。
しかも越前が顔に怪我しているし、マネージャーとして黙っておく訳には行かない。
『何事よ？』
阿久津「なんでここに女が？」
九条『どなたですか？うちは誰でも入れる大学じゃないんですけど。タバコ臭いし、出てって貰えます？』
荒井「や、やめとけ九条…。」
阿久津「お前も誰に指図してんだよ？」
阿久津は九条に向かって手を出そうとするが、九条は難なくそれを避ける。
『貴方に決まってんじゃないですか。もしかしてバカですか。』
阿久津「あぁん？」
今の言葉でキレたのか殴ろうとする阿久津だが、全く当たらない。
それもそうだろう。
九条の動体視力は常人よりもずば抜けている。普段から速すぎるボールを見ている九条にはそれは遅すぎるぐらいなのだ。
何を思ったか、越前が打ったボールで九条に向かってサーブを打つものの、、、
ﾊﾟｼｯ
難なくキャッチして一言。
『出直せば？』
1年「「(かっカッコイイ…！)」」
―――――――――
『越前ー大丈夫かー？』
越前「大丈夫ッス。」
全然大丈夫じゃないので、とりあえず保健室へ引っ張っていく。
慣れた手つきで手当をしていると、扉がガラガラッと開いて竜崎先生が飛び込んでくる。
竜崎「誰にやられたんじゃ？」
そう竜崎先生に聞かれるもムスッとして答えようとしない。
『はぁ…越前とりあえず部室行くぞ。』
越前「ッス」
――――――――
in部室
部室では桃城と大石と菊丸がその件について話していた。
越前「転んだだけッス。」
越前はこの一点張りで話すつもりは無いらしい。ベスト４を決める試合でやり返そうとしてるんだろう。
いずれ不二先輩を筆頭に気づかれるだろうけど。
桃「(彼奴が1人で解決することだ。)」(笑顔)
大石「(トラブルは辞めてくれ…。)」(引)
『(顔に出てるから思ってることが手に取るようにわかるわー)』
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黒薔薇(プロフ) - Rena．さん» わあ！ほんとですね！訂正ありがとうございます。 (2021年1月28日 0時) (
レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - いつも更新お疲れ様です。ストーリーやキャラ設定が面白く、楽しく読ませていただいてます。所で試合終了の審判のコールですが、｢ヴァンバイ｣ではなく｢ウォンバイ｣だと思います。｢ウォン｣というのは英語で勝ったという意味なので恐らく。更新頑張って下さい。 (2021年1月27日 23時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 大丈夫ですよ。またいつか更新するので読んでくれると嬉しいです。´`* (2021年1月23日 16時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - そうだったんですね。せかしてしまいすいませでした．．． (2021年1月23日 16時) (レス) id: 479f4193d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - ちぃさん» 読んでくださってありがとうございます。漫画が今友人に貸していて手元にないので返ってきたらまた更新致します。 (2021年1月23日 15時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2021年1月20日 16時
