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56小節目 目覚め ページ31

貴女side

そこからはあまり覚えていない。

自分が川に落ちて、水にのまれて…誰かが手を掴んでくれた気がした

そこで記憶は途切れた









目が覚めると見慣れない天井が目に入った。

お腹のあたりがやけに重くて…動けなくて視線だけで状況を把握した。

点滴…酸素マスク…個室でもないし大部屋にしても人の数が多い…周りに機械音がするってことは、ICU?

お腹には見慣れたストレートの茶髪があった。

貴女「お母さん…?」

あたしの声を聞いて母は顔を上げた

目は真っ赤に腫れている


母「A…!今、お医者さんと看護師さん呼んでくるね?」

そう声をかけると近くの看護師に話しかけていた

看護師は顔色を変えて走って何処かへ走っていった。



しばらくすると看護師と医者がやってきた。








看護師「血圧も平常ですし…点滴もちゃんと落ちてます」

医者「顔色も悪くないし大丈夫でしょう。念の為、採血しといて」

看護師「わかりました」



そんな2人の会話を聞き流し


貴女「お母さん…お父さんは?」

母の眼孔が開かれた

貴女「お母さん…?」

膝から崩れ落ち母は泣き出した。

母「ごめんね…ごめんね…」


何を謝っているのか分からなかった


母「お父さんはね……死んじゃったの…」


頭が真っ白になった。


採血がおわったあと、警察の人がきた。


「Aちゃん…おじさんのこと…覚えとるかな?」

きっと父の同期なのだろう、見覚えはあるが覚えていないため首を横に振ると

「そっか…仕方ないね?だってAちゃんがまだオムツしとるときやけんねー」

ニコニコの笑顔から瞬きをすると人が変わったような気がした

「Aちゃんが思い出したくもないことを今から聞くよ?気分が悪くなったら言ってな?直ぐにやめるけん」


あたしはその言葉にこくりと頷いた

57小節目 真実→←55小節目 恨み



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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 吹奏楽   
作品ジャンル:恋愛
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夏樹(プロフ) - 諸行無常系女子さん» コメントありがとうございます!トロンボーンいいですね!かっこよくて大好きです!これからも頑張らせていただきます! (2019年3月25日 17時) (レス) id: c7a3e884e2 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - 楽しく読ませてもらってます!私も実は、吹部勢です!トロンボーンでございます!この小説を見つけた瞬間、運命!!と思いました!(笑)ダイヤのAも好きだし、吹部だし...これからも頑張ってください!(≧∀≦) (2019年3月25日 16時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
夏樹 - りと( ?????? )さん» ありがとうございます!!面白いだなんて!嬉しいです!吹部ですか…なんか吹部ってだけでなんかテンションあがります!更新、頑張りますね! (2019年1月26日 21時) (レス) id: e01e257d4c (このIDを非表示/違反報告)
りと( ?????? )(プロフ) - コメント失礼します。とても面白く、続きが気になります!これからも更新頑張ってください!ちなみに僕も吹部です! (2019年1月26日 20時) (レス) id: 275e1a29df (このIDを非表示/違反報告)
夏樹 - ccさん» そうなんよ〜!どっちも打撃力が凄いけんね!面白いと思うよ!!更新頑張るわ! (2018年8月13日 11時) (レス) id: e01e257d4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏樹 x他1人 | 作成日時:2018年6月9日 21時

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