＊13＊ ページ15
翔「A！待てってば、どこ行くんだよ！」
あ「…」
翔「戸惑うのは分かるけど…でも俺、お前の歌は人を幸せに出来ると思うんだ」
あ「そう言ってもらえるのは嬉しいけど…自信ないし…」
翔「もしお前がやるってなったら、きっとみんな協力してくれると思うんだ」
あ「…」
翔「A…」
あ「…一人で考えさせて」
僕は翔をおいてその場を立ち去った
.
.
-翔side-
無理強いしすぎたかな…
でも俺は、アイツには可能性があるって、歌を聴いて思ったんだ
那月「翔ちゃん…？」
翔「那月、こんなとこで何してんだよ」
那月「部屋に戻るところです。翔ちゃんこそ、何をしてるんですか？」
翔「実は、Aが学園長からアイドルデビューを勧められてな…」
那月「えっ、のんちゃんが？！」
翔「嗚呼、でもアイツ…自信無いって言ってて…」
那月「…」
翔「俺は、絶対イケると思うんだよ！」
那月「確かに…歌が上手ですからね、のんちゃんは」
翔「那月、聴いたことあったのか？」
那月「小さい時によく歌ってくれましたから」
翔「そっか…、じゃあアイツ、歌うのが嫌なワケじゃねぇんだな…」
じゃあ、何であんなに…
何か理由があるのか…？
.
.
-Aside-
翔と分かれ、僕は学園の近くを散歩して回った
ウロウロしてると、静かな水辺に辿り着いた
陽は落ち始め、夕陽に変わり水面はオレンジに染まっていた
あ「綺麗だな…」
僕はフードを取り、冷たくなり始めた風を感じた
あ「アイドルデビュー、か…」
歌うことは、好き
昔はよく歌ってた
でも…。
？「禾原さん…？」
あ「え？」
声のする方を見ると、そこには一ノ瀬さんがいた
あ「一ノ瀬さん…何でここに」
トキヤ「私はよくここに来るので…、禾原さんこそ。それにフード…」
あ「僕はウロウロしてたら着いたの。これは…風に当たりたくて」
トキヤ「そうですか…」
あ「うん、…いい所だね、静かだし」
トキヤ「はい、私も気に入っています」
僕は水面を見つめた
トキヤ「何か…悩んでいるのですか？」
あ「うん…、まぁね」
僕は独り言の様に今までの経緯を話した
.
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宝石姫(プロフ) - 続編かいてほしいです！オチは翔を希望します！！ (2015年5月17日 3時) (
レス) id: 674194c815 (このIDを非表示/違反報告)
☆野菜☆ - とっても面白かったです！続編よろしくお願いします！できれば、落ちは、翔ちゃんでお願いします (2015年5月16日 23時) (レス) id: 11c117982a (このIDを非表示/違反報告)
ザッキー - すごく面白かったです！続編希望します！那月落ちがいいです！ (2015年5月16日 5時) (レス) id: cc5cf50310 (このIDを非表示/違反報告)
アップルキャンディ(プロフ) - 完結おめでとうございます！この作品、とっても面白かったので続編期待します！でも…私も小説書いてる身として完結するとなかなかアイディア思いつきませんよね…ゆっくりでいいので待ってます♪ (2015年5月15日 17時) (レス) id: 6b17a8d120 (このIDを非表示/違反報告)
わかつ(プロフ) - とっても面白かったです！続編書いてほしいです！よろしくお願いします！ (2015年5月15日 12時) (レス) id: 7453dce88b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕香 | 作成日時：2015年3月20日 12時
