倉持洋一の彼女3 (ページ6)

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倉持「なぁ、谷津重」

奏良「何？」

倉持「あそこで御幸が固まってるから呼んで来てくれねぇか？何も反応しねぇ」

奏良「…分かった」

藍子「なんで一くんはショートしてるんですか？」

倉持「いい加減にしないと谷津重取られるぞって言っただけだ」

なんてことだ

藍子「奏良、結構モテますからね」

倉持「藍子は？」

藍子「モテるわけないじゃないですか」

倉持「ヒャハハ！そりゃよかった！まぁ、毎日牽制してるからな」

牽制？盗塁するために？

藍子「洋くん、盗塁のために努力してるんですね」

倉持「ん？いや、なんの話だ」

藍子「毎日牽制してるって言ったじゃないですか。盗塁のために、でしょ？」

倉持「あー、まぁそういうことでいいわ」

あれ？違った？

藍子「そう言えば、一くんは奏良の事が好きなんですよね？」

倉持「そうだな」

藍子「奏良は、どうなんでしょう…？」

倉持「谷津重な…どうなんだろうな」

意識はしてると思うんだけどな

でもそれは友達としてなのかな？

恋愛感情がない…のかな…

そうだとしたら一くん…

…頑張れ