倉持洋一の彼女3 (ページ29)

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お風呂から出て人数分のジュースを買いに部屋を出ると洋くんと会った

藍子「あ、洋くん。今、お風呂から出たところですか？」

倉持「あぁ、藍子もか？」

藍子「はい。今からジュース買いに行こうかと思ってて…洋くんは何がいいですか？」

まぁ、ジュースというのは建前で、本音を言うと一くんが奏良と話がしたそうだったので出てきただけだ

倉持「あー、俺も行く」

藍子「あ、ありがとうございます」

倉持「どうせ、なんかあったんだろ？」

察しがいいな…

藍子「一くんが奏良と話がしたいんじゃないかなって…」

倉持「御幸のやつ、谷津重について何か知ってたみたいだしな」

藍子「ですね。別にいいんですけど…なんか1番じゃないのは寂しいというか、悔しいというか…」

複雑な気分だ

倉持「ヒャハハ！御幸にヤキモチか？」

藍子「だって…！私の方が早く仲良くなったのに、あとから知り合った一くんの方が奏良のこと私より知ってるって…なんか…」

何言ってんだ、私は

自分で言ってて意味分からん

藍子「はぁ…まぁ、それだけ一くんのこと信頼してるんですよね、奏良は。いいことですよ」

倉持「だよな。それに、いいじゃねぇか。藍子には俺がいるんだし」

藍子「そうですね」