倉持洋一の彼女3 (ページ25)

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片岡「わざわざお越しくださったのに申し訳ない」

試合は中止

まぁ、当然なんだけど…

でも、丹波さんいないのは痛いな…

礼「奏良、藍子、悪いんだけど稲実のお見送り行ってもらってもいいかしら？」

藍子「分かりました」

奏良「…別にいいけど」

礼「ありがとう。って奏良、そんな嫌そうな顔しないの」

すごい険しい顔だなぁ

奏良「あの白い投手苦手」

鳴くんのことか

白い投手って…

確かに白いけどね

奏良「藍子、早く行って早く終わらせよう」

藍子「そうですね」

そして私と奏良は稲実のところに向かった

藍子「今日は来て下さりありがとうございました」

奏良「お越しいただいたのに途中辞めになってしまい申し訳ありません」

奏良、棒読み…

国友「いえ、こちらこそありがとうございました。しかし、残念ですよ。できればベストな状態で甲子園をかけて勝負をしたかった」

残念とは丹波さんのことか…

奏良「あー、そうですか。予選までにはベストな状態だと思うんですけどね」

藍子「奏良？」

奏良「そりゃ確かに丹波さんは出れないかもしれないけど、うちの投手は丹波さんだけじゃないんで」