倉持洋一の彼女3 (ページ24)

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「次のバッター、早く打席へ」

御幸「あ、次、丹波さんですよ」

太田「すいません、今行きます」

「丹波ー、打てよーー！」

「けど無理すんなー！」

倉持「ヒャハハハ、めっちゃ打つ気じゃん、丹波さん」

藍子「打てそうな感じしますよね」

なんて話しながら見てた

相手投手が投げたボールはすっぽ抜けた

奏良「…！すっぽ抜け！」

丹波さんにボールが直撃した

奏良「丹波さん！」

藍子「っ…！」

奏良「丹波さん…動かないでください！誰か、早くタンカ持ってきて！

先生、車回してください！」

藍子「丹波さん、動いちゃダメですって！」

丹波「だ…だい…立て…」

片岡「動くな、じっとしてろ！」

相手の投手を責めることはできない

あくまでアクシデントなんだ

奏良「…多分、ヒビが入ってるかと…詳しいことは分かりませんけど…腫れてることもあり、その可能性が高いです」

詳しいな

片岡「よくそこまで分かるな」

奏良「父が医者だったので…」

片岡「そうか、すまない、助かった」

奏良…？

今、すごく寂しそうな顔してた…？