倉持洋一の彼女3 (ページ14)

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藍子「あれ？洋くん、沢村くんは？」

倉持「ん？ベンチの片付けじゃねぇのか？」

藍子「…ベンチの片付けってそんなに時間かかりますかね？」

倉持「言われてみれば…あ、御幸、谷津重！沢村知らねぇ？」

御幸「沢村？いねぇの？」

一くんも知らないって…

奏良「沢村ならグラウンドいたよ」

藍子「…ちょっと見てきますか」

倉持「行くか」

御幸「俺も行くわ。奏良、どの辺で見たか案内して」

奏良「え、あ…ん、分かった」

いや、ベンチってことは私たちがいたところなんじゃ…

倉持「どんだけ谷津重連れて行きたいんだよ」

藍子「ですね…」

奏良も戸惑ってたし

奏良「あ、あそこ…」

沢村くんを見つけたのはいいけど…

なんでこっちの情報をペラペラ話してるんだろ

倉持「あの…バカ！」

あ、洋くんが沢村くんにタイキックした…

倉持「ペラペラとこっちの情報喋ってんじゃねーぞ！このバカが！」

痛そう…

成宮「え…じゃあさっきのホントの話?!ライバルチームにホントの情報喋っちゃったよこの子！」

というか、鳴くんだ

久しぶりだな…

藍子「お久しぶりですね、鳴くん」

成宮「あ、藍子じゃん！やっぱり青道に行ったんだね！」

藍子「はい、鳴くんも元気そうですね」

奏良「藍子の知り合い？」

御幸「あぁ、俺の知り合いでもあるけどな」

成宮「藍子って誰かと付き合ってんの？」