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そして私はまた、スケッチブックを1枚破って氷鷹くんに渡した
氷鷹「双子と合同練習?」
彩芽“氷鷹北斗。あなたは明星くんとは逆です。周りに気を遣い過ぎている。
自分を型に嵌め、遠慮して持ち味を出せていないんです。もっと周りを信用してもいいと思いますよ?”
氷鷹「信用している。つもりだが……」
零「おぬしも優秀じゃ。だが、己を過小評価しているようじゃのう」
彩芽“もっと傲慢になっていいんですよ。
自分を見ろ、歌を聴け、そう声高に主張して下さい。遠慮なんてすることないんですから
舞台の上では自分を偽る必要なんてない。むしろ、それは観客に失礼なこと。
心を、魂をすべてぶつけなければ観客には決して届かない”
氷鷹「………」
多分、自分でも分かってるはず
仲間を守ろうとするところは彼の美徳なんだけどね
零「すぐには難しいじゃろうがの
だがせめて、舞台の上ではその『制限』を外せるように、意識するべきじゃの」
彩芽“なので、しばらくは双子と一緒に練習して下さい。彼らは自由奔放、という表現の見本のようなものですから。あなたも学ぶところは多いはずです。
ひなたとゆうたもそれでいいですね?”
ひなた「いいよ〜、俺たちはこういう真面目ぶったヤツを弄って遊ぶのが大好き〜☆」
ゆうた「『俺たち』でまとめないでよ、アニキ
でもまぁ、練習したいのは山々だし。いい刺激になるかもね、よろしく〜♪」
氷鷹「う、うむ。よろしく頼む。俺もできるだけ柔軟になれるよう精進する」
ひなた「その態度がすでにカチンコチンなんだけど。にらめっこしましょう、あっぷっぷ〜☆」
ゆうた「笑って、笑って〜♪」
なんかにらめっこが始まってる…
でもまぁ、氷鷹北斗のことは任せたよ。ひなた、ゆうた
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水無月のぞみ - しののんの名字は『紫之』です。 (2022年5月17日 12時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々子 | 作成日時:2017年9月4日 1時