深海の商人２ ページ19
ふんふんと食い入るように話を聞いてくださったカリムさん。
返事は…
「おぉ！魔法が使えない監督生と魔物のペアか！面白そうだな！
だったらオレは寮に残って2人を歓迎するぜ！」
「えぇ！？…ご兄弟に会いに行かれるってお話は…」
「家族にはいつでも会えるから平気さ。それに、客が来るってのに
寮長が不在なんてありえない！盛大に歓迎会をしないとな！宴だ宴！」
提案しておいてなんですが、カリムさんが盛り上がる一方
ジャミルさんへの負担が増えていることもわかっているので
だんだん不安になってきました……
「え、と…そこまで盛大な歓迎会は必要ないと思いますが…」
「何言ってるんだよ。客人を盛大にもてなすのは寮の長として当然だろ？」
「えーと……」
「…今度は何をやろうとしてるんだ？カリム。」
既に面倒ごとを始めようとしていることを察しているジャミルさんが
ため息をつきながらやってきました。
「ご、ごめんなさいジャミルさん…大事にするつもりはなかったのですが…」
「ジャミルー！魔法が使えない監督生をホリデー中スカラビアに招くぞ！
どんな宴にしようか？」
「はぁ！？」
再び説明……
事の次第を伝えられたジャミルさんは、再び大きなため息をつかれました。
「……はぁ…」
「あ、あの、無理なら無理と言ってください…
私が軽率に提案してしまったばかりに……！」
「いや、構わない…」
カリムさんとは対照的に、ジャミルさんは難しい顔をして考え込んでしまいました。
「まぁまぁそう深刻に考えなくたっていいだろ？
この間だって学園長をもてなしたことがあったし、あんな感じでいいだろ？」
「ばっ…あの宴の準備にどれだけの時間と労力がかかったと思ってるんだ！！」
「カリムさん…本当に、ちょっとお邪魔するくらいで良いですから…！」
「いや、それはオレが納得いかない！」
「駄々をこねるな！」
その後しばらく、私とジャミルさんでカリムさんをどうにか抑えようとしましたが
盛大な歓迎会を開くと譲らないカリムさんの妙な頑固さに根負けし、
私もできる限りのお手伝いはするということで話の決着はつきました。
あぁ…やっとテストから解放されたというのに、
ジャミルさんに新たな試練を与える結果になってしまいました…
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雲紋 狂歌(プロフ) - 白樺葵さん» 言い方が親目線(笑)pcはですね。うちのかあいいかあいい白柴に…(^^ゞ まあ、親のスマホとvitaちゃんさえあればツイステも、更新も出来るんで。悲しくなんてっ！ないんですけどっっっっっ!!! (2021年8月26日 20時) (
レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！反応早い！(笑)嬉しいです〜♪夢主くんね、いろんな感情にあてられてしんどくなったのかもですね…(汗) アズールとのビジネストークがですか！？カッコイイってよ〜夢主く〜ん (2021年8月26日 17時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - そして！更新ありがとうございます！ミュートロギアくんどした?!今後が気になりすぎる!!私的にアズールとの会話がなんかカッコよかった(?)です！ (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！ログインおめでとうございます！！しかしなぜパソコンが使えないように…！？ そうそう、昔っからそうで…夢小説という存在を知らなかったころから、映画や漫画を見ると「ここに自分を挿入したらどんな展開になるかな？」と想像するのが好きだったんですよ。 (2021年8月26日 13時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - 映画の様に…???流石です。_(._.)_ あと！念願のログイン達成！お気に入り登録しておきました!!ひゃっほう！…pc使えなくなりましたが… (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月29日 17時
