深海の商人１ ページ18
「そこまで。ペンを机に置き、解答用紙を前まで回しなさい。」
先生の一言に、教室に張り詰めていた緊張の糸が一気に切れる感覚を味わいました。
「おわっっったー！」
「あー解放される〜」
「もう無理。もうダメ。もう疲れた。」
「ふぁぁあぁ…！」
この教科で期末テストはおしまい。
やっとテスト期間が終わりました。
「んっー！」
私も開放感から思いっきり伸びをしました。
ベストは尽くしました。あとは結果を待つだけです。
「テストの返却は来週だ。知っての通り、成績優秀者上位50名はその名と点数を
発表される。教科別にな。」
成績優秀者か…毎回決まった名前が上位にあるんですよね…
リドルさん、アズールさん、ヴィルさん、そしてイデアさんあたりが常連名ですね。
私はといえば…たま〜に魔法薬学や錬金術の教科だけなら
上位に食い込めるか否か、と言ったところでしょうか。
もっと頑張らないと…
「終わった終わった〜お茶の時間に…あ！A！」
「あ、カリムさん。」
私と同じく伸びをしていたカリムさんがこちらにやってきました。
「やっとテスト期間から解放されたなぁ〜」
「えぇ、ちょっと一息付けます…」
「そうだ！これからスカラビア寮に来ないか？
テストも終わったし、お茶でも飲みに来いよ！」
「あ…と、ごめんなさい…この後先約がありまして…」
「そっか…残念だなぁ…」
あからさまに肩を落として落胆するカリムさん。
ジェイドさんと違って演技ではないのはわかっているので、一層申し訳ないです…
「んじゃ、また今度遊びに来いよ。歓迎するぜ！」
「あ！歓迎と言えば…」
「ん？」
「あの、カリムさんはホリデーはご実家に帰られるんですか？」
「あーそのつもりでいるぜ？兄弟たちにも会いに行きたいしな。」
「そうですよね…」
「なんだよ、何かあるのか？」
「実は……」
先日、ユウさんと勉強会をしているときに考えていたことをカリムさんに話してみました。
寒いホリデー中、あのオンボロ寮でグリムさんと二人っきりは寒いし寂しいだろうから
暖かいスカラビア寮に遊びに行かせてほしいと。
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雲紋 狂歌(プロフ) - 白樺葵さん» 言い方が親目線(笑)pcはですね。うちのかあいいかあいい白柴に…(^^ゞ まあ、親のスマホとvitaちゃんさえあればツイステも、更新も出来るんで。悲しくなんてっ！ないんですけどっっっっっ!!! (2021年8月26日 20時) (
レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！反応早い！(笑)嬉しいです〜♪夢主くんね、いろんな感情にあてられてしんどくなったのかもですね…(汗) アズールとのビジネストークがですか！？カッコイイってよ〜夢主く〜ん (2021年8月26日 17時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - そして！更新ありがとうございます！ミュートロギアくんどした?!今後が気になりすぎる!!私的にアズールとの会話がなんかカッコよかった(?)です！ (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
白樺葵(プロフ) - 雲紋 狂歌さん» おぉ！ログインおめでとうございます！！しかしなぜパソコンが使えないように…！？ そうそう、昔っからそうで…夢小説という存在を知らなかったころから、映画や漫画を見ると「ここに自分を挿入したらどんな展開になるかな？」と想像するのが好きだったんですよ。 (2021年8月26日 13時) (レス) id: 23d4604142 (このIDを非表示/違反報告)
雲紋 狂歌(プロフ) - 映画の様に…???流石です。_(._.)_ あと！念願のログイン達成！お気に入り登録しておきました!!ひゃっほう！…pc使えなくなりましたが… (2021年8月26日 13時) (レス) id: ba521741cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白樺葵 | 作成日時：2021年7月29日 17時
