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『久々に見たな、この夢。』
体を起こし、溜息を一つこぼす。
みんなから逃げて、もう大分時間が立っているのにまだこんな夢を見るなんて
『あたしはまだあのときに執着してるのか。めんどくさいな。』
カーテンを開け、洗面台に向かい、顔を洗って短くなった髪を梳く。
制服を着て、昨日作った夕飯の余りを食べ、歯磨きをして鏡を見る。
『よっし！今日から再スタート！』
あの時を思い出す夢を見た日はいつもこうして気合を入れ直す。もう癖みたいになってるものだ。そんなことをしているとﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝとインターフォンが鳴った。玄関に向かい、扉を開けるとそこには見慣れた幼馴染、黒子テツヤの姿。
黒子「おはようございます、Aさん。」
『おはよ、テツ！』
桜が舞う季節、テツと二人、真新しい制服を着て並んで歩く。
今日は誠凛高校の入学式。そこに新しい出会いがあると期待して....
ーー
部活勧誘でガヤガヤ賑わう学校内。
「ラグビー部興味無い?!」
「将棋とかやった事ある?」
「日本人なら野球でしょー」
「水泳!!チョーキモチイイ！」
そんな声を聞きながらあたしたちはある部活の勧誘場所を探していた。
『テツ！バスケ部の場所、ここら辺だって！』
黒子「ありがとうございますAさん。行きましょう。」
テツはこの人の多さだとはぐれそうなのでとあたしの手を取りバスケ部の勧誘場所へと歩き出した。
あたしそんな子供じゃないのに！とムスッとしているとテツに笑われた。解せぬ←
人が賑わう中をテツはスルスルとすり抜けて目的の場所へ進んでいく。
相変わらずあたしの幼馴染は影が薄すぎるらしい。何度見てもテツの影の薄さには逆に尊敬する。尊敬するとこじゃないんだろうけど。
そんな事を考えながら歩くこと数分、バスケ部の場所に着いたらしい。
紙、貰いに行かなきゃだよね。
『テツ、あたし紙貰いに行ってくるよ！待っててね！』
そう言って貰いに行こうとするとぐっと手を引かれた。
黒子「いえ、僕がもらってきますよ。ここで待っていてください。」
知らない人についていかないでくださいね。と付け足してきた。
だから子供じゃないって言ってんのに。
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ！普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます！明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします！ (2022年5月6日 9時) (
レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです！ (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨-ゆうあめ- | 作成日時：2022年3月17日 22時
