2period ページ4
あたしとテツ2枚分の入部届けをもらってテツが帰ってきた。
『おかえり!大丈夫だった?テツ、気づいてもらえた?』
ニヤニヤしながらそう聞くと、
黒子「いえ、何度話しかけても気づいてもらえなかったのでとりあえずもらって来ました。」
少し寂しそうにそう言ったのでクスクスと笑ってしまった。するとテツはムスッとして早く書いて出しに行きましょう。と言った。可愛いなぁテツ。←
紙に出身中学と名前、マネージャー希望と書いて、テツと一緒に出した(また気づいてもらえなかった)あと、二人で帰路についた。
ーリコsideー
相田「ひーふー…いま十人目か。もうちょい欲しいかなー。」
(勧誘の方はどうかなー?頑張って有望そうなの連れてきてほしいけど…)
私が体験入部届の枚数を数えていると
小金井「き”ま”し”た”。新入生…。」
小金井くんが首をつられて泣きながら帰ってきた。首をつられて?!何があったらそうなるのよ…。連れてきたんじゃなくて連れて来られてるじゃない…。
その小金井くんの首をつってる人の方に目を向けるとそこには赤髪の迫力のある男子がいた。
??「バスケ部ってここか?」
相田「う、うん。」
(目の前に野生の虎でもいるみたいなド迫力…‼何、コイツ…⁉)
その男子を座らせ、部活の説明をしていく。
相田「えーと、知ってると思うけど誠凛は去年できたばっかの新設校なの。」
「上級生はまだ二年だけだから君みたいに体格が良ければすぐに「そーゆーのいいよ。」?」
??「紙くれ。名前書いたら帰る。」
相田「え?」
よくわからないままとりあえず紙を渡して、書いてもらう。書き終わった紙を見ると、そこには”火神大我”と書いてあった。
(出身中学は…アメリカ⁉本場仕込ってこと⁉)
火神大我君か、どっちにしろ、只者じゃなさそうね。…ん?
相田「あれ、志望理由はなし?」
そう聞くと火神くんは缶ジュースを片手でクシャッと丸めて
火神「別にねーよ。どーせ日本のバスケなんて、どこも一緒だろ。」
そう言って丸めた缶ジュースをゴミ箱に放り投げた。
その時に見えた顔がどこか諦めたような、そんな顔をしていた。
(何があったのかしら…。)
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優雨-ゆうあめ-(プロフ) - ykさん» レスと言う文字に今さら気づきましたっ!普通にコメで返してました。遅くなってすみません汗コメントありがとうございます!明るい性格にしたかったのでそう見えててよかったです。これからもよろしくおねがいします! (2022年5月6日 9時) (レス) id: 42f874bee7 (このIDを非表示/違反報告)
yk(プロフ) - 主人公の明るい性格がとても好きです! (2022年4月25日 2時) (レス) @page37 id: 9724ee37b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優雨-ゆうあめ- | 作成日時:2022年3月17日 22時