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「ここがドワーフ鉱山……」
………どうしていつもこうなるのだろうか。
この世界に来てまだ一日しか経ってないのに、何回面倒事に巻き込まれれば気が済むのでしょう。
元の世界で疫病神でも怒らせたのかしら。
「うぅ…何か出そうなんだゾ……」
『ちょっとグリム、あんまり抱きつかないで』
「あ、奥の方に家がある。話聞きに行ってみよーぜ」
ここは、かつて魔法石の採掘で栄えたらしい鉱山。
デュースくんが…というか皆が壊した魔法のシャンデリアを修復するため、魔法道具の心臓ともいえる魔法石を探しにやって参りました。
ちなみに明日の朝までに魔法石を持って帰らなければ、全員学園を退学になってしまうようです。
この件に関しては無関係だけど、未来ある若者をそう簡単に見放すのは……ねえ。
てなわけで、私も付き添いとしてやって来ました。
それに、この子達だけじゃ不安だしね。
『私もお人好しというか何と言うか……』
「？、何か言った？」
『ううん。独り言〜』
「ふーん？ま、どうでも良いけど早く行こうぜ」
『はいはい』
ズンズンと薄暗い森の中を進んでいくデュースくんに苦笑いをしながらも、彼の後を追おうとした時だった。
首の後ろがチリッとするような感覚がして、思わず足を止めた。
咄嗟に振り返ったけど、後ろには誰もいないし何か付いた訳でもなかった。
『…気のせいかな』
「お、おい！おいて行かれちまうんだゾ！」
『もー、だったら自分で歩きなよ』
「オイコラそこ〜！おいてっちまうぞ〜！！」
エースくんに急かされてその時なにも考えなかった私は、まだ知らない。
この小さな出来事が後々、重要になってくる事なんて。
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akne(プロフ) - はじめまして！とっても面白くてワクワクしながら読んでおります！誕生日が自分と同じでちょっと驚きました(笑)更新頑張ってください！ (2021年6月29日 21時) (
レス) id: b4edb87e83 (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - yu_kunさん» お知らせも出すんですけど、番外編は番外編としてまた作るので、申し訳ないのですがそれまで待って頂けると嬉しいです、、(> <) (2020年8月4日 23時) (レス) id: 064241d233 (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - シャーペンの芯さん» うわあああありがとうございます！！嬉しすぎます(号泣)無い語彙力かき集めて書いてます( ; ; ) (2020年8月4日 23時) (レス) id: 064241d233 (このIDを非表示/違反報告)
yu_kun(プロフ) - 番外編的なのでゴスマリ読んでみたいです……もう出来てたらすみません！！！ (2020年7月20日 15時) (レス) id: f32b24dbb2 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - もう文才ありすぎですね((((((めっちゃ好きです！！ (2020年7月13日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦子
| 作成日時：2020年6月20日 18時
