“ 哀 ”しか識らなかった少女は異世界で“ 愛 ”を識る

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母さんが、死んでから

父さんも、兄さんも

妹しか見てくれなくなった

私は、姉だから、と一括りにされ

ほんのひと握りだけの“ 哀 ”しか識らず

私の中では常に死にたいという言葉しか浮かばなかった

如何して？

ねえ、“ 桃矢 ”兄さん

ねえ、父さん

ねえ、…“ さくら ”

私がいけなかったのかな

識りたかった

愛されたかった

哀されるんじゃなくて

ただ、ただ

褒めて欲しかった

甘やかして欲しかった

普通に愛されてみたかった

ただ、それだけだったのに________

･

『…さよなら』

今日、私はこの世から去ります

『…来世では、愛され、たいなぁ…』

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『…え？ここ、は…？』

死んだ筈なのに

黒い棺の中に居て

目が覚めると

異世界に居ました

･

どうやら、新しい人生の始まりのようです

ATTENTION
･キャラヘイト的な表現あり(そんなの嫌だという方はお控えください…)※しかし作者はキャラを嫌っている訳では無いので悪しからず…
･夢主愛され
･監督生≠夢主
･監督生の名前はユウ固定執筆状態：連載中