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清継「高景重宣。享年76歳。高景社二代目社長。ふむふむ、父親よりもずば抜けた商才で様々なジャンルの企業を展開。高景社を日本トップレベルの会社にまで育て上げた、か。おや、息子さんとお孫さんがいらっしゃるんだな」
リビング戻った一同はローテーブルにパソコンを置き、カーペットに座ってパソコンを操作する清継の周りに集まる。
カナ「この人がどうかしたの?」
カナはみんながかがんでパソコンを覗きこむ中、その後ろに立って清継の話に耳を傾けているAに尋ねた。
A「わかりませんが、何か関係があると思って」
Aは曖昧に答えて、清継に先を促す。
A「高景社って今もまだ存在してるんですか」
清継「いや、30年くらい前に倒産している……。重宣さんの息子、
夏実「跡継ぎがいないから倒産したってことだよね」
夏実が何か変なことでもある? と言いたげに首を傾けた。
清継はしばらく唸りながら資料を調べていたが、突然スクロールしていた手を止めて画面を食い入るように見る。
清継「孫の界くんは自ら命を絶っている……。そしてそのすぐ三日後に勝久さんが原因不明の事故で亡くなったようだ。これは気になるなあ!」
沙織「偶然じゃないの?」
沙織が興味なさそうに髪をかきあげ、ソファに座った。
清継「確かに界くんが亡くなって、勝久さんだけが亡くなったんなら不幸が重なった偶然に思えるかもしれないが、実は勝久さんの奥さんも亡くなっているんだ。界くんが亡くなった一週間後に。こちらはこれまた原因不明の心臓発作で」
氷麗はちらりと横目でリクオを見た。
リクオは何かを考える様子で氷麗の視線に気付かない。
ーーー嫌な感じだ。きっとこれは偶然じゃない。
そして清継に向かって口を開く。
リクオ「その界って子が死んだ理由は何だったんろう」
清継「ここには載ってないなあ、ちょっと時間がかかりそうだ。ただこれは当たりかもしれんぞ、雲井くん!」
清継は後ろを振り返ってAの名を呼ぶ。
A「当たり……ですか」
あの老人、重宣があんなに大切に思っていたお孫さんが自ら死を選んでいたという事実に声も出せずに困惑していたAは清継に焦点を合わせた。
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ピエロタ(プロフ) - とても面白いです！ぬら孫大好きで拝見させていただきました（笑）これからも頑張ってください！ (2018年4月23日 17時) (
レス) id: aeaffe1cd4 (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶姫(プロフ) - めっちゃドキドキして見てます！次が楽しみすぎて更新の通知が来るごとに心が喜びの舞を舞います！w更新楽しみにして待ってます！頑張ってくださいね！ (2018年4月3日 16時) (レス) id: 7661e16b5d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 次どうなるんだろうと思って進もうとしたら終わっていて、うわぁー!!ってなりました(笑)気になります！更新待ってます！頑張ってください！ (2018年4月1日 19時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon | 作成日時：2017年3月31日 22時
