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リクオ「Aちゃん、ごめんね。昨日は一緒に帰れなくて」
A「いえ、謝ることじゃありませんよ」
Aはその都度謝ってくるリクオに思わず笑う。
リクオ「…Aちゃんは妖怪が嫌い?」
A「え?どうしてそんなことを?」
リクオ「だってさっき、」
A「ああ、聞こえてましたか。嫌いって訳じゃないですよ。それに嫌いになるほど知りませんし」
Aは答えながらどうして彼がこんなことを聞くんだろうと思った。
笑顔で気さくに話すAにリクオも安心したように微笑む。
そこに氷麗が後ろから2人の間を裂くようにして突っ込んで来た。
2人は目を見開いて氷麗を見る。
リクオ「ど、どうしたの。氷麗」
氷麗はリクオの問いかけには答えず鋭い目でAを見返す。
気圧されたAは先刻感じた冷気に冷や汗を流した。
A「あの、」
氷麗「まったく。貴女が誰だか知らないけれど、リクオ様には指一本触れさせないわよ!」
リクオ「ちょ、ちょっと氷麗。逆に僕が困るんだけど、それ」
そこで氷麗は思いっきりリクオを振り返って見た。
氷麗「どういうことですか、リクオ様!」
思いがけない言葉にAは数回瞬きを繰り返し、何故さっきから彼女に目の敵にされているのかを理解した。
A「ふふふ、」
氷麗「何笑ってるのよ!」
A「いや、ごめんなさい。可愛いなあと思って」
氷麗「なあ⁉」
氷麗は右手で口を覆い仰け反ってAから一歩距離を置く。
氷麗「あ、貴女に言われたって全然嬉しくないのよ!」
A「ええ?ごめんなさい」
頬を染めながら叫ぶ氷麗にAは薄く微笑み、逃げるように駆け足でカナたちの横を通り過ぎて行った。
氷麗は「ちょっと待ちなさい!」と叫びながらAを追いかける。
呆然とその姿を見ていたリクオにカナは振り返って笑い声を漏らした。
カナ「置いてかれたね、リクオくん」
リクオ「カナちゃん…、Aちゃんのこと知ってたんだね」
リクオは息をついて、カナの隣に追いつき清継たちの後ろを歩き始めた。
カナ「うん、ちょっと生徒会の仕事手伝ってもらったことがあって」
リクオ「そうなんだ、全然知らなかったなあ」
どこか悔しそうなリクオの呟きにカナは目を見開いた。
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ピエロタ(プロフ) - とても面白いです！ぬら孫大好きで拝見させていただきました（笑）これからも頑張ってください！ (2018年4月23日 17時) (
レス) id: aeaffe1cd4 (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶姫(プロフ) - めっちゃドキドキして見てます！次が楽しみすぎて更新の通知が来るごとに心が喜びの舞を舞います！w更新楽しみにして待ってます！頑張ってくださいね！ (2018年4月3日 16時) (レス) id: 7661e16b5d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 次どうなるんだろうと思って進もうとしたら終わっていて、うわぁー!!ってなりました(笑)気になります！更新待ってます！頑張ってください！ (2018年4月1日 19時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon | 作成日時：2017年3月31日 22時
