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しかし清継は会えれば何でも良いのか開き直るかのようにふんぞり返って、日にちを伝え始めた。
そこでAは左腕に少しの痛みを感じ、ちらりとカナを見ると目を見開く。
A「ちょ、大丈夫ですか、カナさん。真っ青ですけど」
カナ「だ、だって…。雲井ちゃんは怖くないの⁉」
力一杯Aの腕を握るカナはガタガタと身体を震わせている。
痛みを感じるほどの力にAは苦笑いして、やんわりとカナの手を自分の腕から外した。
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店を出た一同は駅に向かって連なって歩いていた。
妖怪クイズを清継に強制的に聞かされている島、沙織、夏実の後ろでAは隣を歩くカナに話しかける。
A「そういえばカナさんって怖いの苦手でしたね」
カナ「雲井ちゃんは妖怪に会ったことある?ほんとに怖いんだから」
Aは毎日のように見えたら慣れますよ、と喉まで出かかったが何とか飲み込んだ。
しかし不自然な態度になってしまったようでカナはAの顔を覗く。
カナ「え、その反応、もしかして会ったの?妖怪に?」
A「いや会ったというか、」
すると清継がいち早く聞きつけ勢いよく2人を振り返った。
清継「何⁉妖怪に遭遇したことがあるのかい、雲井くん。羨ましいなあ!一体どんな妖だったんだ?」
迫り来る清継にAは体を反らせながら、考える仕草をして目を細める。
A「タチの悪い妖でしたねえ」
2人とも、とAは心の中で付け足した。
するとカナたちの後ろを歩いていたリクオが申し訳なさそうに苦笑いしたので、隣の氷麗が首を傾げる。
清継は何の妖怪か知りたいようでAにたくさん質問しようとしたが、カナが清継の体を島たちほうに押し戻したため、この話はそこで終わりとなった。
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賑やかなメンバーにAは口角を上げながらその後ろにゆっくりとついて行く。
その様子を見ていた氷麗は今日決まった夏合宿の予定についてリクオに問いかけた。
氷麗「今回は大丈夫でしょうかね、何もなければいいんですけど」
しかし氷麗の心配そうな声色に気づかず、リクオはじっとAを見ていた。
氷麗「リクオ様?」
そしてカナが歩いていたAの隣にさっさと歩いて行ってしまった。
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ピエロタ(プロフ) - とても面白いです！ぬら孫大好きで拝見させていただきました（笑）これからも頑張ってください！ (2018年4月23日 17時) (
レス) id: aeaffe1cd4 (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶姫(プロフ) - めっちゃドキドキして見てます！次が楽しみすぎて更新の通知が来るごとに心が喜びの舞を舞います！w更新楽しみにして待ってます！頑張ってくださいね！ (2018年4月3日 16時) (レス) id: 7661e16b5d (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 次どうなるんだろうと思って進もうとしたら終わっていて、うわぁー!!ってなりました(笑)気になります！更新待ってます！頑張ってください！ (2018年4月1日 19時) (レス) id: 3d5bc7771c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moon | 作成日時：2017年3月31日 22時
