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間が空くこと5秒
北「今日、昼飯一緒に食べへん?」
彼の口から零れ落ちた一言
「え、ええよ!…てか、ほんまにええの?」
北「俺が誘ってんのに何でAがそないなこと聞くねん」
信介くんはそう言いながらくくくと笑う
「__でも何で」
キーンコーンカーンコーン
北「予鈴鳴ったで。ほなまた後でな」
「お、おん」
【でも何で急に昼飯なんか】
聞きたかったことはチャイムに遮られてしまったけど
「…ッシ!!!!」
これはまたもやチャンスなのでは?
_
たかが昼飯
されど昼飯
そう、彼は多分 ''友達として'' 誘ってくれている。
そんな彼を前に下心を出すなどご法度。
「アラン、行ってくるわ」
尾白「待て待て待て待て」
「…?何やねん」
目の前でアランにため息をつかれる
え?何?何があかんの?
尾白「そのティッシュ何に使うねん」
「非常用…?」
尾白「だからって、4箱パック全部持ってく奴が居るかァ!!買い物帰りの主婦か!!」
「あ、あかんか!!?」
尾白「よくそれで行こう思うたな!!」
仕方なくビニールを破り一箱だけ手に持つ。
「いや結局持ってくんかい」とアランにツッコまれたけども。
尾白「あと、何やそのメシは…」
「え、」
尾白「無調整豆乳とサンドイッチ一個て!!どこのOLやねん!!死ぬぞ!!」
「いやいやいや!何言うてんの!私いつもこんな感じやで?」
尾白「嘘つけ、いつもでっかい弁当箱持って来とるやろ」
「ギクッ」
「あのなぁ…」とアランは頭を抱える
尾白「何を今更飾ろうとしとんねん。普段のお前のがええやろ、信介もその方がええと思うで」
「せ、せやけど…」
尾白「第一、そんなメシやったら逆に信介から説教喰らうわ。ちゃんとメシは食べなあかんてな」
そう言われてみれば確かにそうかもしれん…
私は「わかった」と言い、隠し持っていた牛丼を出すと「それでええと思うけどお前、鞄から牛丼て」とアランは苦笑いをした。
「あと無調整豆乳飲めへんからあげる」
尾白「飲めへんのに買ったんかい…」
「女子といえば豆乳やん?」
尾白「そ、そうなんか…?」
「知らんけど」
まぁそれ飲んだら肌白なるかもなー!と言い、私はティッシュと牛丼を抱えて教室を出る。
「なるかー!!」と言うアランのツッコミは廊下にまで響いていたとさ。
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ピ(プロフ) - キュンキュンてよりギュンギュンして心臓破裂しそう (2020年11月9日 5時) (レス) id: 200e605a50 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます!!(*´∀`) (2020年8月28日 10時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろいです!終始笑い転げてました。そして、アラン君ナイスツッコミ!主人公ちゃんとは、話が合いそうです!北さんと宮兄弟大好きです! (2020年8月22日 18時) (レス) id: f35e7e76f4 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ゆり。さん» ありがとうございます!!ぶっ飛んだ夢主書くの好きで…!(≧∀≦)これからも宜しくお願いします! (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - かきくさん» 続編出てますので読んでください(*´∀`*)!これからも応援よろしくお願いします! (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:な | 作成日時:2020年7月2日 22時