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北「A」
柔らかい声が耳元で囁く
「…ん？」
ドキドキと心臓がざわめいて
状況をうまく飲み込めない
北「好きやで」
彼の声が脳の奥まで響く
…え？今、信介くん、何て？
「私も、好きやで」
あれ？私？何を言うてんねん。
いや好きやけど！これが現実ならもっとこう…
心臓が爆発しそうで中々答えられないもんなんじゃ__
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
「…夢かいｯ……！！！！」
.
何とも朝から良い夢を見させてもらった。
起きた直後は夢だと言うことに絶望を抱いたが
目が冴えて学校に来て思い出せば、あれは私の妄想の一部やという考えに変わった。
思い出しては悶えての繰り返しで、またアランに「また妄想しとるでこいつ」と言われるのである。
「きーてやアラン。夢に信介くん出てきた」
尾白「そんな事やろと思うたわ」
「はー。朝から幸せや」
どんな夢かどうかは話されへんけどな。
と心の中で笑う
尾白「ほんじゃ、そんな上機嫌のAにお願い」
「ん？」
尾白「これを信介に持ってって欲しい。俺今から職員室行かなあかんねん」
「え」
ぽん、と渡されたのは【北信介】と綺麗な字で書かれたノート。
「じゃ」と私が返事をする前に、彼は教室から出て行ってしまった。
ノートを手に固まる私
いや、これはチャンスやねんで岡田A。
アラン様が与えてくれたチャンスや。
『好きやで』
急に顔に熱が集まる
いやいやいや。あれは夢やて。
夢にそんなドキドキしとったら持たんて。
夢の記憶をかき消すように頭の上で手をブンブン振りながら7組へと歩く
ｺﾞｸﾘ
「信介くん、居る？」
ドアを開けそう言うと、
視線がこちらに集中した
信介くんは立ち上がり私の方へと向かってくる。
また夢の記憶がフラッシュバックするが流石にこのクラスで顔面を緩めるわけにはいかない。ポーカーフェイスや。
北「おはようさん、どないした？」
天使からの【おはよう】で鼻血を催したが、キュッと鼻の奥を締める
「おはよう、これアランに頼まれてな」
北「おぉ、わざわざありがとうなぁ」
彼はノートを手に取り微笑む
北「アランは？」
「職員室いかなあかんって」
北「そうか、」
「じゃあまた」と帰ろうとすると
「ん、」と手を振る彼。
名残惜しいが仕方ない、と思った瞬間
北「あ、待って」
彼に引き止められた
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ピ(プロフ) - ｷｭﾝｷｭﾝてよりｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝして心臓破裂しそう (2020年11月9日 5時) (
レス) id: 200e605a50 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - 時雨さん» ありがとうございます！！(*´∀`) (2020年8月28日 10時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - めっちゃおもしろいです！終始笑い転げてました。そして、アラン君ナイスツッコミ！主人公ちゃんとは、話が合いそうです！北さんと宮兄弟大好きです！ (2020年8月22日 18時) (レス) id: f35e7e76f4 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ゆり。さん» ありがとうございます！！ぶっ飛んだ夢主書くの好きで…！(≧∀≦)これからも宜しくお願いします！ (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - かきくさん» 続編出てますので読んでください(*´∀｀*)！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年8月15日 16時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2020年7月2日 22時
