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その時、だった。





「ぅあ…!? ガッ……!!

ゴホッ……!! ンァ…!?」







急に胸元を抑えてうずくまる彼。



夥しい汗が頬と首筋を伝う。





ヒュー、ヒューと肩で荒い呼吸を繰り返す。


瞳が赤くなったり、黄色くなったり移り変わる。







A(え……?)


彼の手から逃れ、安心したけど……‥






A(今度は何なの…!?)





苦しそうに息を吐く彼が一瞬、コノハに変わった気がした。








A「コノハ…? コノハ……!?

コノハ、なの!?」





荒い呼吸が治まり、わたしを見つめる彼は

真っ白いコノハだった…






A「コノハァ!! コノハァ…!!!」


堪えていた物が溢れ出す。




コノハは首筋に落ちる涙を優しく拭ってくれた。



コノハ「A…‥、なの…?」


A「そうだよッ…!!

コノハ、コノハ!?」








誰もいなくても公園なのに、

わたしはワンワンコノハに泣きつく。





コノハの体は暖かったけど徐々に体温が下がっていった。








A「嫌だ…ッ! 待ってよ……‥!!」







コノハ「うん…! ゴホッ…、分かってる……!

一回、ケホ…ケホッ‥、アジトに帰ろ…?」





A「駄目だよっ!!

動いちゃ…!!」









コノハはわたしを抱きかかえると助走をつけて

空にジャンプした。

45 ~コノハsaid ~→←43



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愛魔猫(プロフ) - 最高です。 大好きなコノハもクロハも出てて。 他作者は何故でしょうかクロハを優しく書いてて。 じん様が書いてるのかと一瞬思っちゃいました☆☆ (2015年5月23日 20時) (レス) id: a078292582 (このIDを非表示/違反報告)
アクノ - 最っ高でした!次の作品もがんばってください!!(お前は何様なんだよ (2014年5月11日 14時) (レス) id: 75f9c8183c (このIDを非表示/違反報告)
ふにゃもらけ(プロフ) - コノハかわいい (2014年1月1日 13時) (レス) id: fbdbc20666 (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 若葉さん!唐突でゴメンなさいなんデスが友達になってくれないデスか!? (2013年11月24日 21時) (レス) id: 3294e0057f (このIDを非表示/違反報告)
セトまぢ神←(プロフ) - タメでいっちゃいますねぇ~(*´-`)   お話ししたい!! (2013年11月24日 17時) (レス) id: 6f7bb049b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:若葉 | 作成日時:2013年11月19日 7時

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