検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:118,181 hit

36 ~コノハsaid ~ ページ36

A「コノ…ハ……!?」



コノハ「え…うん。 A、大丈夫?

すごい魘されてたけど…」



頬をつたう涙。

苦しそうな吐息。

目の下の隈が、顔色を余計悪く見せる。





堪らずAの手を握る。



しばらく荒い呼吸を繰り返していたAは落ち着いたのか、ニコッと笑ってみせた。




A「わたしは…! 大丈夫!!

ちょっと出掛けるから、キドさんに言っといて!!」



コノハ「待って! 駄目だよ!」






Aはパジャマを脱ぎ捨て、ワンピースを着ると何も言わずに部屋を出ていってしまった。




コノハ「A!!!

ちょっと、待ってよ!!!」


叫んでも彼女は振り返らない。





どこに行くの…?


僕はなんだかAがすごく遠くへ行ってしまいそうで怖くなった。






コノハ(A…さっき、シンタローって言ってた気がする……!)


カノ「朝からどうしたの〜?

Aちゃんもコノハも。 騒々しいなぁ〜…」


コノハ「カノッ……!!

シンタローは!?」




カノ「え?

シンタロー君はまだ来てないけど?」




コノハ「……、ちょっとだけ出かけて来るっ!!」









Aは何でシンタローの家に行ったか分からないけど……




コノハ(Aのあんな苦しそうな顔見たら……、僕…! 僕…!)






慣れない朝の空にはすでに蝉の声が響いていた。

37→←35 ~コノハsaid ~



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:黒コノハ , 若葉 , カゲプロ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

愛魔猫(プロフ) - 最高です。 大好きなコノハもクロハも出てて。 他作者は何故でしょうかクロハを優しく書いてて。 じん様が書いてるのかと一瞬思っちゃいました☆☆ (2015年5月23日 20時) (レス) id: a078292582 (このIDを非表示/違反報告)
アクノ - 最っ高でした!次の作品もがんばってください!!(お前は何様なんだよ (2014年5月11日 14時) (レス) id: 75f9c8183c (このIDを非表示/違反報告)
ふにゃもらけ(プロフ) - コノハかわいい (2014年1月1日 13時) (レス) id: fbdbc20666 (このIDを非表示/違反報告)
あづにゃん(プロフ) - 若葉さん!唐突でゴメンなさいなんデスが友達になってくれないデスか!? (2013年11月24日 21時) (レス) id: 3294e0057f (このIDを非表示/違反報告)
セトまぢ神←(プロフ) - タメでいっちゃいますねぇ~(*´-`)   お話ししたい!! (2013年11月24日 17時) (レス) id: 6f7bb049b7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:若葉 | 作成日時:2013年11月19日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。