【カゲプロ】もっと足掻いて嘆けよ［クロハ］

31 ページ31

A(嫌だ。苦しい……！)



どんどん奥まで舌を入れてくる彼。




涙で前がだんだん霞んできた。

A(誰…か………たす、けて…)







ﾄﾞｻｯ＿＿＿








いきなり赤い物体が落ちてきた。

A(え……！？)




本当に突然の事だったから彼もびっくりして顔を上げる。





？「いってぇ…何処だ？ ここ……」


そう言って起き上がる人物はわたしのよく知る人だった。






A(シンタロー！？)




「ちっ……」





よく分かんないけど、好都合じゃない？



A「シンタロー！！ 助け＿＿……！！」



だけど、ガッと口を窒息させる程強く塞がれる。



A(は、なれない……！)



気づいて！ シンタロー…





シンタロー「え…Aとコノハ……？」


「…………」


シンタロー「…じゃねぇな……！」





シンタローはこっちに歩み寄っていた足を止め、後退する。




「さすが…よく気づいたな……」

シンタロー「誰だ？ お前…。 Aを離せ！」





「や〜だね」







シンタロー「………」

32 ~シンタローsaid ~→←30 ~？said ~

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す