10./どんな味でもおいしいの。*いず様リク ページ21
「泉−っ！」
今私は泉の部屋にいる。
ベッドによりかかって雑誌を読んでいる泉に飛びつこうとするも、あっさりとかわされて頭を床にぶつける。
「ったぁ〜！なにもそこまでよけることないじゃん！」
「俺が頭ぶつけることになんのぉー、やだ」
「はぁ……泉はかまってくれないしなぁ……レオの家にでも行こうかな」
「はっ！？お、王さまの家！？や、やめときなってば。俺の家にいたほうがいいよ」
「えー……だって泉の家つまんないもん。王様の家ならいろいろあるけどっ」
「アイスあげるから大人しくしててよ」
「やたー！なんのアイス？」
「ダッツ、冷凍庫に入ってるから出して食べて」
「もっとやたー！！」
ガラッと冷凍庫を開けると、沢山のアイス。ダッツ以外にもいろいろあるみたい。
「……泉、ガリボリくんでもい？」
「なんでもいーよ」
ガリボリくんを取り出して袋を開ける。
まず一口ぱくり。
一気に口の中がひんやりと冷たくなる。ソーダ味の氷が口の中で溶けながらボリボリつぶれる。
「おいしーっ！泉もいる？」
「…………あんたが全部食べれないようなら食べてあげないこともない……けど」
「じゃあ全部食べれるしいいや。」
「あ、え、ちょっと」
「いただきまーす♪」
泉はいつも素直じゃないし、意地悪しちゃお。
ぱくぱくと上の部分を全てかじる。
かじり終わったところで泉を振り向くと、私の手に握られたアイスをじっとりとみていた。
「……はい、あーん」
「えっ、いや、別に俺は……」
「いいから。あーん」
泉は少し恥ずかしそうにアイスを一口食べた。
知ってるよ、間接キスなんて。わざとだもーん。
「どう？泉。おいしいでしょ。久々のガリボリくん」
「……うん」
「ふふ。泉ったらそんなに食べたかったの？」
「ち、違うし。俺は自分で食べたくて食べたわけじゃなくて、Aが食べてって差し出したから……」
「はいはい。……泉、私の手、握ってよ」
「は！？な、なんでいきなり、Aの為に手なんか握らなきゃいけな……」
「はやくっ」
そういうと泉は黙って私の手を繋いだ。
「……素直じゃないんだから。」
「あ、あんたに素直になる義理なんてないし」
「ほら。また。手は震えてるのに」
「……あんただって、自分の頬赤いこと、気づいてないでしょ？
「っ……」
「ほら。ばーか」
「……ばーか」
お互いに同じ思いなんだよ。
だから、一緒に生きてけるんでしょ？
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いず - ☆メロディ☆＠焼き氷。さん» そうです！文章力なくてすいません…書いていただけたら嬉しいです！！ お願いします！ (2017年8月17日 22時) (
レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - いずさん» ２度目のリクエスト、大変嬉しく思います！承りますが、翠(泉)というのは、翠と泉どっちも、ということでしょうか？ (2017年8月15日 22時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
いず - 再びリク失礼します！！ほぼ同じなんですけど、泉のデレデレと翠（泉）の幼馴染からの告白…的なのお願いします！！ (2017年8月15日 21時) (レス) id: 44cb83c429 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - はい！なんでも良いですよ！！ 書いてくださるだけで嬉しいです！！ (2017年8月13日 11時) (レス) id: ee413df35c (このIDを非表示/違反報告)
☆メロディ☆＠焼き氷。(プロフ) - 卯月さん» 千秋ですね！中身はなんでもよろしいんでしょうか？ (2017年8月13日 0時) (レス) id: dce3d3ec90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆メロディ☆
作成日時：2016年12月17日 12時
